雲仙市役所様

導入時期:2013年

業種官公庁

導入サービス認証基盤:MKI Smart Auth Suite

導入概要

深夜作業のユーザー情報更新、認証基盤ソフトウェアが全自動化

雲仙市役所では、人事異動ごとに高負荷のユーザー情報変更作業が発生していました。そこでMKIの認証基盤ソフトウェアを導入、自動化を実現しました。

3月31日の夜しか猶予のない手作業のユーザー情報更新作業

官公庁や地方自治体は、毎年春に大規模な人事異動があります。ここ長崎県雲仙市役所も同様でした。人事異動の内容が発表されるのは例年3月25日前後で、4月1日からは新体制で業務を始めなければなりません。ここで大きな対応課題を抱えていたのが、ITシステムのユーザー情報更新でした。

雲仙市では、さまざまな業務システムを利用するユーザー管理の体系として、Windows Active Directoryを導入していました。人事異動発表後から事前準備を開始、31日の夜間に移動処理を行うのですが、市職員は約500名在籍するため、運用担当者3名で対応しても深夜までの残業になるのは確実でした。

MKIの認証基盤ソフトウェアで情報更新を自動化

そうした中、提案を求められたのがネットワーク・ソリューションに強みを持つMKIでした。

当社には、自社開発の認証基盤ソフトウェア「MKI Smart Auth Suite」(MKI-SAS)があります。これは、Active DirectoryやLDAPサーバーで管理するIDの統合管理機能やRadiusによる利用者認証機能、持ち込み端末対策のための端末認証機能を提供する認証基盤ソフトウェア。既存のユーザー管理環境にまったく変更を加えることなく、ユーザー情報の一元管理が行えます。今回は雲仙市役所のニーズを伺って、ユーザー情報変更の自動化機能を追加で組み込むことにしました。人事異動情報の入ったCSVファイルをサーバー内にセットしておけば、ジョブスケジューリングでWindows Active Directoryユーザー情報を自動的に更新できます。このような製品は他になく、同市役所は採用を即座に決断。雲仙市役所 総務部 行革推進室長 宮本浩次郎氏は、選択の理由を次のように語ります。

「ジョブスケジューリング機能とコストパフォーマンスの高さが魅力でした」

早くも2013年には自動化が実現。工数をかけることなく新年度を迎えることが可能になり、運用担当者3名はこの業務から解放されました。宮本浩次郎氏はこう語ります。

「事前にスケジューリングできるので精神的な安堵感も高くなりました」

同市役所では今後、シングルサインオンの実現をめざします。新規アプリケーションのユーザー認証は「MKI Smart Auth Suite」の利用を前提に導入を進めていくとのことです。

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雲仙市役所について
島原半島の北西部、雲仙普賢岳を取り巻くように位置する雲仙市。有明海や橘湾にも面しており、雄大な自然環境を有することで知られます。 市のスローガンは「四季ゆたか きらめく雲仙 ゆめみらい」。雲仙温泉など観光名所も豊富です。

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