2015/01/05
三井情報株式会社

2015年 三井情報株式会社 年頭のご挨拶

 明けましておめでとうございます。
 昨年は「税」という漢字に表現される通り、経済・社会情勢が税に大きく影響された年でした。その為アベノミクス効果も一般消費を増大させるに至らず、急激な円安や資源価格低迷が日本経済の不安定要素になりました。雇用環境には明るさもありますが、逆に言えば人手を確保するのが大変になり、ICTの世界も岐路に立たされています。

 MKIグループは中期経営計画初年度(14/3期)の低迷を経て、この2年で取組んで来たことの成果が随所に見え始めています。加えて各種の戦略的取組みの結果として意義あるアカウントや案件の獲得が出来ました。しかしまだ課題も多く、激変するICTの活用環境の中では、正に仕事のやり方が問われていることを実感しています。

 2015年は数年来のクラウド化が更に拡大し、労働集約/物販依存のビジネスモデルが淘汰への歩みを速めます。こんな今こそ既成の枠組みに囚われないやり方を自らの核とせねばなりません。「クラウド活用によるサービスビジネス」、「ソリューションの組合わせで顧客ニーズ実現」「人手や時間消費に頼らない仕事の遂行」「グローバル視点のビジネス展開」…それらはMKIグループ全体で取り組まなければいけないテーマです。

 今後の経営戦略においても、クラウド時代の生き残りに向けて何をすべきか、無味乾燥な数字の羅列ではなく、会社の将来を見据えクラウドファーストの時代にマッチしたものにしていきます。一方で今年度もまだ3ヶ月あります。今年度の成果を収益も含めて確固たるものにし、来年度への足掛かりを築くべく、MKIグループ一丸となって工夫していきます。

 最後に、間もなく完遂予定の三井物産によるMKIの完全子会社化と非上場化について、触れたいと思います。我々は今回の変化をMKIグループの成長のチャンスと捉えています。MKIグループが力をつけ成長する上で、三井物産の多様な事業やリソース、国内外ネットワークや投資ノウハウなどを有効かつ迅速に活用することこそ、MKIグループの変革と成長を実現すると考えています。是非このエポックメーキングな年を、MKIグループ一丸でより有意義なものにするべく精進してまいりますので、本年も倍旧のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様方の益々のご発展とご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。

代表取締役社長 社長執行役員
齋藤 正記  

 

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