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ニュース


2011/01/12
三井情報株式会社

2/18(金)開催
第2回三井情報バイオサイエンスセミナーのご案内
~ITが拓く未来-オミクス解析におけるインフォマティクスの活用~

 プロテオーム解析、メタボローム解析等に代表されるオミクス解析での課題、その解決方法とは?

 バイオサイエンス分野の先端的な研究・開発事例をご紹介する「三井情報バイオサイエンスセミナー」第2回の今回は、「オミクス解析におけるインフォマティクスの活用」と題して最新情報をお届けいたします。

 バイオマーカー探索や、実験から解析結果算出までのリードタイム短縮のための効率的な解析方法など、オミクス解析における最新のインフォマティクス活用術について、気鋭の研究者の方々を講師にお招きし、ご紹介いただきます。

 この機会に交流を深めていただけるようセミナー終了後に講師の方々との情報交換会(参加費無料)を予定しております、ぜひご参加ください。

発表資料を公開しています。「プログラム」からご覧ください。

開催概要

■日時 2011年 2月 18日(金) 13:00 ~ 17:30  (受付開始12:30)
※ 終了後、簡単な情報交換会を予定しております
■会場 三井情報株式会社 愛宕本社 セミナールーム  地図は こちら
〒105-6215 東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー14F
■主催 三井情報株式会社 総合研究所
■対象 オミクス解析・創薬・バイオ関連の研究者、技術者、マネージメントに関わる方、バイオインフォマティクスにご興味のある方等
■定員 100名
■参加費 無料 事前登録制
■お申込方法 お申し込み受付は終了いたしました。
■お問合せ先 三井情報株式会社 総合研究所 バイオサイエンス室
担当 横井、押田

TEL : 03-6376-1063  E-mail :
bioseminar_mail

プログラム

時    間 内    容
12:30- 受付開始
13:00-13:15 ご挨拶
三井情報株式会社 総合研究所 所長 中澤 純次
13:15-14:00 プロテオインフォミクス
-ショットガンプロテオミクスが生み出す情報の濁流を泳ぎきれるか?
京都大学大学院薬学研究科薬科学専攻 薬品製剤設計学
製剤機能解析学 教授 石濱 泰
14:00-14:45 オミクス・インフォマティクス-Wの中心でIを叫ぶ-
大日本住友製薬株式会社
ゲノム科学研究所 スペシャリスト 中川 博之
14:45-15:30 癌治療に向けた2DICALの応用

発表資料はこちら
独立行政法人国立がん研究センター研究所
創薬臨床研究分野 ユニット長 尾野 雅哉
15:30-15:45 <休憩>
15:45-16:30 脂質メタボロミクスの基盤技術と戦略
-自動解析ツールLipid Searchと多変量解析の活用-


発表資料はこちら
東京大学大学院医学系研究科 分子細胞生物学専攻 メタボローム寄付講座 教授
中部大学生命健康科学部 生命医科学科臨床検査技術教育・実習センター 教授
田口 良
16:30-17:15 RNA-タンパク質複合体の直接解析を可能にするインフォマティクス

発表資料はこちら
独立行政法人理化学研究所 基幹研究所
バイオ解析チーム 専任研究員 中山 洋
17:15-17:30 終了のご挨拶
三井情報株式会社 総合研究所 バイオサイエンス室 室長 菊池 紀広
18:00-19:00 情報交換会(参加費無料)

  ※ プログラムの内容・講演者などは都合により予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

要旨

プロテオインフォミクス
-ショットガンプロテオミクスが生み出す情報の濁流を泳ぎきれるか?

京都大学大学院薬学研究科薬科学専攻 薬品製剤設計学
製剤機能解析学 教授 石濱 泰

<要旨>
プロテオーム解析には質量分析計(MS)の果たす役割は極めて大きい。近年のMSの進化は著しく、高性能化が目覚ましいスピードで進行している。それとともに取得可能な情報量も爆発的に増え、通常のWindows機では解析不能サイズのMSデータを取得してしまうこともしばしばである。このような背景の中、プロテオーム解析から得られる大規模情報を扱う技術(proteomics + info = proteoinfomics)に対するニーズは大きいが、現状では必ずしもそのニーズを満たすツールがプロテオミクス研究者に供給されているとは言い難い。本講演では、我々が過去10年間、ショットガンプロテオミクスが生み出す情報濁流の中で行ってきた様々な取り組みを紹介するとともに、今後必要とされる技術などについて議論したい。

オミクス・インフォマティクス-Wの中心でIを叫ぶ-

大日本住友製薬株式会社
ゲノム科学研究所 スペシャリスト 中川 博之

<要旨>
オミクス解析により、不完全ながら生体内分子の網羅的な変動解析が可能になった。生体内の現象を理解すべく、創薬においてもオミクス解析は多用されている。オミクス解析で得られる膨大なデータを解釈可能な情報にすることは、インフォマティクスの中心的な課題である。日進月歩のオミックス技術に対応すべく、様々なインフォマティクス研究が行われてきたが、未だ不十分な部分も残されている。特に比較的歴史の浅いメタボロミクスに対しては、これから一層の取り組みが必要であろう。膨大なデータを形式的に処理することは可能であるが、実験研究者のニーズと乖離することは少なくない。実験研究者に有益な情報を提供し、正しい解釈を可能にすることがオミクス解析におけるインフォマティクスの使命であると考え、実験研究者と一体となった組織の中で取り組んできた。その経験から、オミクス解析を推進するインフォマティクスについて論じたい。

癌治療に向けた2DICALの応用

独立行政法人国立がん研究センター研究所
創薬臨床研究分野 ユニット長 尾野 雅哉

<要旨>
我々が開発したショットガンプロテオミクス解析手法2DICAL(2 Dimensional Image Converted Analysis of Liquid chromatography mass spectrometry)は液体クロマトグラフィー質量分析計計測で得られるデータを、質量電荷比、保持時間、ピーク強度、サンプルの4つの要素からなるものとしてとらえ、多数検体のショットガンプロテオミクスデータを同位体標識なしで解析することを可能にした。このシステムによるプロテオミクスデータ処理の効率化により、我々は膵臓癌マーカー(JBC 2009)、膵臓癌治療副作用予測マーカー(JCO 2009)、予後予測マーカー(MCP 2010)などの新規の血液腫瘍マーカーの開発に成功した。本セミナーではマーカー開発手法を通して 2DICALの実用例を紹介し、2DICALで得られるオミックッス情報を新規薬剤開発、既存薬剤の効率よい適応法の開発につなげる方法論を概説する。

脂質メタボロミクスの基盤技術と戦略
-自動解析ツールLipid Searchと多変量解析の活用-

東京大学大学院医学系研究科 分子細胞生物学専攻 メタボローム寄付講座 教授
中部大学生命健康科学部 生命医科学科臨床検査技術教育・実習センター 教授
田口 良

<要旨>
質量分析法を利用したメタボローム解析には、1)目的に則したサンプルの抽出と、サンプルに適した質量分析法の選択、2)自動同定と定量的プロファイリング為のデータベースの整備と検索システム、3)包括的データ処理による新たな発見を目指した複雑系解析システム、等が重要である。つまり、メタボローム解析をはじめとする、多量の解析データが得られる、いわゆる網羅的解析手法における共通する特徴は、目的に応じた包括的測定、それにより得られたデータの自動解析とカテゴリー化をへて、多変量解析等により個々のデータ相互の類似性や差異などの相関やクラスター情報をえてそれをシステム全体の理解にどのように活用してゆくかにある。 この講演では、脂質の臓器局在や病態解析の応用例を基に、各種質量分析手法からLipid Searchによる自動同定と多変量解析により、生理的、病理的現象に関与するターゲット代謝分子群を明らかにする研究手法について解説する。

(参考資料)
メタボロミクス:その解析技術と臨床・創薬応用研究の最前線(編集:田口良)、遺伝子医学MOOK、メディカルドゥ、16、2010

RNA-タンパク質複合体の直接解析を可能にするインフォマティクス

独立行政法人理化学研究所 基幹研究所
バイオ解析チーム 専任研究員 中山 洋

<要旨>
RNAとタンパク質の複合体解析は、細胞機能を支える様々な分子装置の生合成や代謝、作動原理の解明だけでなく、大規模なトランスクリプトーム解析により発見された多数のノンコーディングRNAの機能解析にも重要である。我々は、これらの複合体の系統的な解析からRNA-タンパク質相互作用ネットワークの総合的な理解を目指すリボヌクレオプロテオミクスのための質量分析プラットフォームを開発してきた。この鍵技術となるのが、高感度ナノ液体クロマトグラフィ質量分析システムとデータベース検索エンジンAriadneを中心としたインフォマティクスである。本講演では、リボヌクレオプロテオミクスの現状を紹介し、将来を展望すると共に、インフォマティクスが果たす役割について考えたい。

  ※ 要旨の内容・講演者などは都合により予告なく変更する場合があります。予めご了承ください

 
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