TOPページ > イベントニュース > 2011年 > 【11/28開催】 第3回三井情報バイオサイエンスセミナー

ニュース


2011/10/17
三井情報株式会社

11/28(月)開催
第3回三井情報バイオサイエンスセミナーのご案内
~ITが拓く未来-先端バイオメディカル研究境界領域の役割と
これからの期待~

 MKIバイオサイエンスセミナー(PDF:352KB)

 医療や創薬において、従来のゲノム創薬、タンパク質マーカー探索などを超えた研究がバイオテクノロジーに求められてきています。

 バイオサイエンス分野の先端的な研究・開発事例をご紹介する「三井情報バイオサイエンスセミナー」第3回の今回は、「先端バイオメディカル研究境界領域の役割とこれからの期待」と題して最新情報をお届けいたします。

 バイオバンクの活用、再生医療を通じての医療への貢献や、システムバイオロジー、定量解析を通じての創薬への貢献など最前線の境界領域で医療や創薬に邁進されている研究者の方々を講師にお招きし、研究事例や展望をご紹介いただきます。

 この機会に交流を深めていただけるようセミナー終了後に講師の方々との情報交換会(参加費無料)を予定しております、ぜひご参加ください。

開催概要

■日時 2011年 11月 28日(月) 13:00 ~ 17:30  (受付開始12:30)
※ 終了後、簡単な情報交換会を予定しております
■会場 ※1) 三井情報株式会社 東中野オフィス セミナールーム  地図は こちら
〒164-8555 東京都中野区東中野2-7-14
■主催 三井情報株式会社 R&Dセンター
■対象 オミクス解析・創薬・バイオ関連の研究者、技術者、マネージメントに関わる方、バイオインフォマティクスにご興味のある方等
■定員 100名
■参加費 無料 事前登録制
■お申込方法 お申込み受付は終了いたしました。
■お問合せ先 三井情報株式会社 R&Dセンター バイオサイエンス室
担当 青木

TEL : 03-3227-5559  E-mail :
bioseminar_mail

 ※1) 弊社愛宕本社(東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー 受付:14F)に変更の可能性がございます。

プログラム

時    間 内    容
12:30- 受付開始
13:00-13:10 ご挨拶
三井情報株式会社 R&Dセンター センター長 加藤 幸久
13:10-13:30 バイオサイエンス事業のご紹介
三井情報株式会社 R&Dセンター バイオサイエンス室 室長 菊池 紀広
13:30-14:25 オミックス時代のがん研究における、包括的同意に基づくバイオバンク戦略に関する考察
独立行政法人国立がん研究センター研究所 遺伝医学研究分野 分野長
吉田 輝彦
14:25-15:20 システム創薬の展開
特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構 会長
ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長
北野 宏明
15:20-15:40 <休憩> ※会場内にて弊社パッケージ製品のデモを行っております
15:40-16:35 再生医療の最前線
独立行政法人国立成育医療研究センター
再生医療センター センター長、生殖・細胞医療研究部 部長
梅澤 明弘
16:35-17:30 定量的標的プロテオミクスによるファーマコプロテオミクスへの展開
国立大学法人東北大学大学院 薬学研究科薬物送達学分野 准教授
大槻 純男
17:30 終了のご挨拶
17:30-18:00 <休憩> ※会場内にて弊社パッケージ製品のデモを行っております
18:00-19:00 情報交換会(参加費無料)

  ※ プログラムの内容・講演者などは都合により予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

要旨

オミックス時代のがん研究における、包括的同意に基づくバイオバンク戦略に関する考察

独立行政法人国立がん研究センター研究所 遺伝医学研究分野 分野長
吉田 輝彦

<要旨>
 このセミナーが実際に開かれる時には、既にこの演題は「倫理指針違反」となっているかもしれない。現在進められているゲノム指針(ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針)の見直しにおいて、「包括同意」の言葉を否定しようとする動きがあるからである。しかし人の疾患研究においてデータ駆動型観察研究が今までの知識や常識を超えたbreakthroughを切り拓く主戦力の一つとなりつつある中、たとえば「疾患対策・医学研究のため」と領域を限定した中での包括的同意は、「無条件同意」・「白紙同意」とは意味が異なり、どうしても必要であると考えられ、欧米もその方向で動いている(米国Common Rule改訂案等)。
 国立がん研究センターは2002年から「包括同意」に基づき、主として疫学指針適用の研究のための、診療後の余剰検体の院内バンキングを始めた。その主体は病理凍結組織であり、ゲノム・エピゲノム・トランスクリプトーム・プロテオームを含む分子病理学的研究や、バイオマーカー開発等の多くの研究を支えてきた。独法化に伴い、包括同意も大きく改訂された。従来の診療後余剰検体のバンキングに加えて、明確にヒトゲノム・遺伝子解析研究を想定した、研究用の採血の御願いを開始した。「新」包括同意移行後、5ヶ月が経過しようとしているが、現在の同意率は90%を超えている。実際に現場でバンク構築に関わった一人として、オミックス時代の疾患研究の包括同意バイオバンクのあり方と、どのような研究に使えるか、また関連する様々な問題点について紹介する。
 このセミナーの機会に、色々な立場からの御意見・御批判をお聞かせいただくとともに、一人でも多くの方に御賛同いただければ幸いである。

システム創薬の展開

特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構 会長
ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長
北野 宏明

<要旨>
 システムバイオロジーの創薬応用が活発化している。
 システム創薬の特徴は、対象疾患に関係する網羅的で高精度な分子相互作用ネットワークの構築とそれを利用したターゲット推定、薬効が期待できる患者集団の遺伝的特徴の同定、更に、複数同時使用化合物の選択等の計算モデルと系統的実験による効率的実施である。
 これらは、製薬会社のパイプライン上のディスカバリーからトランスレーショナルまでを含み、創薬プロセスの重要な部分をなす。今後は、システム創薬にいかに取組むかが重要課題となるであろう。 同時に、システム創薬に必要なのは、一連のソフトウエアプラットフォームである。
 システム・バイオロジー研究機構では、システム創薬に特化したソフトウエア開発プロジェクトも実施中で、その成果に関しても議論する。

再生医療の最前線

独立行政法人国立成育医療研究センター
再生医療センター センター長、生殖・細胞医療研究部 部長
梅澤 明弘

<要旨>
 再生医療は、機能障害や機能不全に陥った組織、臓器に対して、細胞を初めとした生物製剤及びホルモン・足場を組み合わせた複合デバイスを積極的に利用して患者の回復を図る医療です。現在、ほぼ全ての組織・臓器の再生に研究が行われており国内外で飛躍的な進歩が見られます。再生医療を支える生物製剤には、全能性を有するES細胞やiPS細胞がある一方、部分全能性を示す組織幹細胞では間葉系幹細胞が知られています。その間葉系幹細胞は生体マイクロデバイスとしての事実上の標準仕様という地位を築いてきましたが、現在は骨髄のみならず胎盤、脂肪、月経血から単離されてきています。予想を超える細胞の可塑性が次々と明らかになってきている中で、発生学、工学によって培われた要素医療技術が極めて重要な位置を占めており、その紹介を致します。また、成育疾患に対する再生医療・細胞医療システムには、網羅的な解析から得られる細胞のデータベースに基づく科学的な検証システムが必要不可欠であり、そのデータベースは知的財産上の問題を解決できるような細胞の異同のみならず、薬事上の有効性・安全性に言及できることを例示したいと考えています。具体的な、ゲノム、エピゲノム、遺伝子発現、糖鎖の網羅的解析によるアプローチからシステム解析の有用性を示したい。

定量的標的プロテオミクスによるファーマコプロテオミクスへの展開

国立大学法人東北大学大学院 薬学研究科薬物送達学分野 准教授
大槻 純男

<要旨>
 受容体、チャネルや転写因子等の機能性タンパク質は創薬の重要なターゲット分子である。これら分子の検出の可否、質及び感度は、抗体や特異的結合化合物の特異性や結合能に大きく左右され、タンパク質研究の大きな障害となっている。一方で抗体を用いないタンパク質の検出手法として、質量分析計を利用したプロテオミクスが、急激な進歩を果たしている。我々はトリプル四重極質量分析計のMRMモードを利用することによって抗体を用いずに標的のタンパク質を高感度に定量する定量的標的プロテオミクスを確立した。本手法は、37分子同時高感度定量を可能にし、さらに、アミノ酸配列情報からin silicoで定量系を構築することが可能である。本技術によってデータベースを利用したタンパク質の迅速な定量系構築が実現された。本セミナーでは、技術の概要とともに本タンパク質定量技術を用いた新たな創薬研究であるファーマコプロテオミクスを目指した我々の成果について紹介する。

  ※ 要旨の内容・講演者などは都合により予告なく変更する場合があります。予めご了承ください

 
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