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2013/11/07
三井情報株式会社

11/25(月)開催
第5回三井情報バイオサイエンスセミナーのご案内
~ITが拓く未来-個別化医療へのアプローチ~

 MKIバイオサイエンスセミナー(PDF:422KB)

 昨今、癌治療等の分野ではゲノム解析や臨床データを基にした個別化医療実現に向けた取組みが行われています。

 本セミナーでは、癌治療のための個別化医療の実現に向けた研究の最前線で活躍されている先生方を講師にお招きし、各所属機関での最新事例と現在の課題、将来の展望、国際的なコンソーシアムの動向等をご紹介頂きます。
また、IT面からこれらの研究を加速するための具体的なアプローチもご紹介いたします。

 セミナー終了後には講師の方々との懇親会(参加費無料)も予定しております。こちらもぜひご参加ください。
皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。

 

開催概要

■日時 2013年 11月 25日(月) 13:00 ~ 16:55  (受付開始12:30)
※ 終了後、簡単な懇親会を予定しております
■会場 三井情報株式会社 東中野オフィス/先端技術センター セミナールーム
〒164-8555 東京都中野区東中野2-7-14 地図は こちら
■主催 三井情報株式会社 R&Dセンター
■対象 個別化医療・NGS解析・創薬・バイオ関連の研究者、技術者、バイオインフォマティクスにご興味のある方等
■定員 60名
■参加費 無料 事前登録制
■お申込方法 お申し込み受け付けは終了しました。
■お問合せ先 三井情報株式会社 R&Dセンター バイオサイエンス室 担当 押田
TEL : 03-3227-5559  E-mail :
bioseminar_mail

プログラム

時    間 内    容
12:30- 受付開始
13:00-13:05 ご挨拶
三井情報株式会社 R&Dセンター センター長 和栗 次雄
13:05-14:00 京大がんセンターにおけるBIC (Biobank&Informatics for Cancer) project について
京都大学医学研究科医学専攻内科学講座腫瘍薬物治療学 教授
京都大学医学部付属病院がんセンター がん薬物治療科 科長
武藤 学 氏
14:00-14:55 高速シークエンサー解析から見えて来た新しいゲノム医学と肺がん治療へのインパクト
国立がん研究センター
研究所 ゲノム生物学研究分野 研究分野長
早期・探索臨床研究センター トランスレーショナルリサーチ分野 分野長
河野 隆志 氏
14:55-15:10 <休憩>
15:10-16:05 診断・治療応用を目指したがんの多層オミックス解析—エピゲノムを中心に
国立がん研究センター研究所
副所長
分子病理分野 分野長
金井 弥栄 氏
16:05-16:35 MKIのパーソナルゲノム解析への取り組み
三井情報株式会社 事業開発部 パーソナルゲノム室 佐久間 朋寛
16:35-16:50 MKIが提供する総合的NGSソリューション
三井情報株式会社 R&Dセンター バイオサイエンス室 室長 奥村 利幸
16:50-16:55 閉会のご挨拶
17:00-18:00 懇親会(参加費無料)

  ※ プログラムの内容・講演者などは都合により予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

要旨

京大がんセンターにおけるBIC (Biobank & Informatics for Cancer)project について

京都大学医学研究科医学専攻内科学講座 腫瘍薬物治療学 教授
京都大学医学部付属病院がんセンター がん薬物治療科 科長
武藤 学 氏

<要旨>
 京大病院がんセンターでは、各癌種において迅速かつ最適ながん診療を行うため診療科・職種横断的なユニット制診療を実践している。そのなかで、将来の革新的な医療の創成を目指して、当センターで治療を受ける患者さんの様々な情報を蓄積していくBiobank & Informatics for Cancer (BIC) project を開始した。特に、BIC projectでは、経時的な臨床情報と生体試料の収集をひとつの特徴とするため、生体試料は電子カルテからのオーダーで匿名化、DNA等の抽出まで可能なインフラを構築し、臨床情報は電子カルテからデータベース化できるインフラを整備した。また、もっともデータのとりにくい自覚症状はタブレット端末から患者自身が入力するPatient reported outcome(PRO)CTCAEを導入し、実証を進めている。われわれが目指しているものは、real worldでのデータの蓄積であり、今後さまざまな観点で解析ができる貴重なデータリソースになると考えている。本セミナーではわれわれの取り組みを紹介し、いろいろな意見を頂戴できればと期待する。

高速シークエンサー解析から見えて来た新しいゲノム医学と肺がん治療へのインパクト

国立がん研究センター
研究所 ゲノム生物学研究分野 研究分野長
早期・探索臨床研究センター トランスレーショナルリサーチ分野 分野長
河野 隆志 氏

<要旨>
 肺腺がんの半数はEGFR, KRAS, ALKがん遺伝子の活性化に依存して発生し、EGFR, ALK蛋白質のキナーゼ阻害薬はEGFR変異、 ALK融合を持つ肺腺がんに治療効果を示す。我々は高速シークエンサーを用いた全RNAシークエンシング(RNAseq)により、肺腺がんの1-2%に存在するRET融合遺伝子を新たな治療標的候補として同定した (Kohno et al, Nat Med, 2012)。現在、RET融合陽性肺がんに対するRETキナーゼ阻害薬バンデタニブの第II相医師主導治験が進行中であり、本候補の有用性が明らかにされると期待される。また、この治験に付随して全国100以上の病院から構成されるLC-SCRUM-Japanコンソーシアムによって、全国規模の肺がん治療標的変異のスクリーニングが進行している。本セミナーでは、がんの個別化医療のためのクリニカルシークエンシング(診療のための臨床試料のシークエンシング)の重要性・課題について議論させて頂く。

診断・治療応用を目指したがんの多層オミックス解析-エピゲノムを中心に

国立がん研究センター 研究所
副所長
分子病理分野 分野長
金井 弥栄 氏

<要旨>
 病理形態学を基盤として諸臓器がんの本態解明に取り組む我々は、遺伝子変異と異なり可塑性を有するエピジェネティック機構が、がんの組織学的多様性の背景にあると考え着目した。喫煙・慢性炎症・ウイルスの持続感染を伴う前がん段階からエピゲノム異常が蓄積し、エピゲノム異常ががんの臨床病理学的特性とよく相関することを示してきた。近年、解析技術と情報処理技術の進歩が、データ駆動型研究の展望を格段と広げた。そこで、エピゲノム情報に基づいて層別化したがん症例において、ゲノム・トランスクリプトーム・プロテオーム等の多層オミックス統合解析を行い、病態診断指標の開発と創薬標的同定を試みている。特に、個別化医療に貢献し得るエピゲノム診断の実用化を目指している。組織・細胞系列や人種・環境要因に基づくエピゲノムの多様性を把握するため設立された、我々が参画する国際ヒトエピゲノムコンソーシアムIHECの取り組みも紹介する。

  ※ 要旨の内容・講演者などは都合により予告なく変更する場合があります。予めご了承ください

 
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