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毎日の授業でどこでもタブレット端末

コンピュータ教室にしばられたタブレット端末

近年、文部科学省は教科指導でのICT活用に力を入れており、それを受けて地方自治体でも新しい教育への取り組みが進んでいる。埼玉県上尾市教育委員会も例外ではなく、市内の全小学校では、2013年度、コンピュータ教室のノートPC(40台)から着脱型タブレット端末へとリプレースした。ただ、当時は校内に無線LAN環境が整備されていなかったため、コンピュータ教室から持ち出しての利用には不便が伴った。

2015年度、同教育委員会は10月に予定されている公開授業でタブレット端末を本格的に活用することを決め、校内無線LAN構築についての調査を始めた。そこで浮上したのが、この分野の無線LAN構築で高い実績を積んでいるMKIの名前だった。現在まですでに全国100近い小・中学校に無線LANを導入。それは教育現場ならではのニーズを熟知して、かゆいところに手が届く設計が可能だからだった。授業では、その開始とともに生徒が一斉にログインし、教師が一斉に教材を配布したりする。データトラフィックの集中度や容量が企業利用の比ではない。

今回MKIは、アクセスポイントや月1回のレポート提供なども包含したクラウド型無線LANサービス「MKIマネージドWi-Fi」による実証実験(1年間)を申し出た。上尾市教育委員会はこうした提案内容を評価、モデル校として上尾市立中央小学校での導入を決定した。

「MKIマネージドWi-Fi」導入でタブレット端末が大活躍

2015年10月に行われた公開授業では、5年生が理科の授業で流水の観察とそのグループ発表にタブレットを活用した。その後も、高学年の授業では5教科の通常授業やグループワークに、低学年の授業では動画の閲覧などにと、タブレット端末が校内で大活躍している。中央小学校や教育委員会は、無線LANによりタブレット端末が高い機動力を発揮可能になり、子どもたちの授業への理解力向上に貢献していると評価している。三井情報株式会社 通信・産業営業本部 情報通信第一営業部 第二営業室 室長 小島孝幸氏は次のように語る。

「小学校には専任のネットワーク管理者がいません。先生が授業で安心してタブレット端末を活用できるよう、『MKIマネージドWi-Fi』で無線LANをユーティリティーのように使えるようしっかり監視しています。月1回のレポートは、いつどのようにタブレット端末が使われているか一目瞭然であるため、教育委員会が活用度をチェックするのに評価いただいています」

今後は体育の授業などでもスポーツのフォーム確認に使いたい、と校長先生。中央小学校では、実証実験終了後も引き続きこの環境を利用することが望まれている。また教育委員会では、期待したとおりの効果が得られていることから他の市内小中学校への展開を前向きに検討している。

代表 高原 友美氏

三井情報株式会社
通信・産業営業本部 情報通信第一営業部
第二営業室 室長
小島 孝幸