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ニュースリリース
2010/02/04
財団法人 ヒューマンサイエンス振興財団
三井情報株式会社

(財)ヒューマンサイエンス振興財団と三井情報(株)との
ライセンス契約締結のお知らせ

 このたび、財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 厚生労働大臣認定TLOヒューマンサイエンス技術移転センター(HSTTC)と三井情報株式会社(MKI)とは、国立がんセンターの発明:「液体クロマトグラフィーのデータ補正方法」の出願特許に関する特許並びに著作権のライセンス契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。

 この契約により、MKIは、当該発明の日本国の独占的通常実施権を取得いたしました。

 MKIでは今回の技術供与を受けて国立がんセンターと共同開発した疾患バイオマーカー探索システムをパッケージソフト「2DICAL」として、製薬メーカーや食品メーカー向けに販売を開始します。2DICALシステムにより、タンパク質、脂質等の様々な生体内分子を質量分析計という同一のプラットフォームで大量かつ高速に比較定量することが可能になり、数百検体の生体試料を用いた大規模疾患バイオマーカー探索が飛躍的に加速すると期待されます。

2DICALについて
 生体には多様な物質が存在し、遺伝子(核酸)、タンパク質、脂質などの生体物質として計測できるものであれば、どのようなものでもバイオマーカーとなる可能性があります。核酸については既に解析手法が確立され、DNAシーケンサーやマイクロアレイ等のハイスループットな測定技術とデータベースを組み合わせた解析環境が整備されています。一方、タンパク質や脂質に関しては近年液体クロマトグラフィー質量分析計を用いた解析手法が広まりつつあるものの、同一物質認識のために必要な同位体標識や標準物質作成がボトルネックとなっており、バイオマーカーとしての地位を確立するために必要な多数の臨床検体を用いる大規模実験に対応できるハイスループットな解析手法の開発が長らく望まれてきました。
 そこで2DICALでは同位体標識や標準物質に変わる新たな指標として液体クロマトグラフィーからの溶出時間を採用することでハイスループットを実現することに成功しました。従来、溶出時間は気温や溶媒濃度の影響を受けやすいため、同一物質認識の指標として補助的に参照されるのみでしたが、国立がんセンターの発明である「液体クロマトグラフィーのデータ補正方法」を用いることで異なる測定間の溶出時間を正確に対応づけることが可能になりました。
 2DICALを使用することで100例規模の網羅的探索研究を1ヶ月程で行うことができます。既に2DICALによる膵癌腫瘍マーカー、化学療法副作用予測マーカーの探索が実施されており、解析ノウハウも含めて利用者に提供していくことを予定しています。

以 上

≪厚生労働大臣認定TLO ヒューマンサイエンス技術移転センター(HSTTC) 概要≫
HSTTCでは、厚生労働省の支援のもとに同省所管の国立試験研究機関等(14機関)の研究成果が活用され、社会に還元されることを目的として、特許出願、権利化、特許の維持・管理を行ない、当該特許権等に基づき登録会員企業を含む民間企業等へマーケティング及びライセンシングを行っております。現在までに、基礎段階のものから実用化直前のものまで、また、治療剤・予防剤・診断薬のみならず医療機器・介護用具や労働災害防止装置まで幅広い分野から390件を超える発明を出願中です。

≪三井情報株式会社(MKI) 会社概要≫
三井情報株式会社は、お客様のICT(Information and Communication Technology)基盤の構築・運用を通じて、お客様の情報コミュニケーションを支えています。ICTインフラストラクチャからアプリケーションにわたり、コンサルティングから設計・構築、運用・保守を横断したシームレスなサービスをご提供しています。バイオインフォマティクス分野では約35年にわたる研究開発実績を持ち、研究支援コンサルティングやバイオ関連システムの開発、ソフトウェア販売等を行っています。
ホームページ: http://www.mki.co.jp/
http://biz.mki.co.jp/industry_solution/manufacturing/bioinfomatics/index.html

 

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