国立研究開発法人国立循環器病研究センター様

導入時期 : 2015年

業種: 官公庁

導入サービス : MKI クラウドサービス

導入概要

"循環器病を制圧する"ための研究用ITインフラをクラウド化。
研究に欠かせない複雑な階層構造ネットワークをAWS上で実現

国立研究開発法人国立循環器病研究センターは、心臓病、脳卒中、大動脈を含めた血管疾患、高血圧症など循環器疾患の究明と制圧を理念とした、循環器疾患専門の医療機関であり研究機関です。
同研究センターでは、研究開発を支えるIT基盤をオンプレミスからクラウドへ移行することを決定、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)上に新たな基盤を構築して2015年4月より運用を開始、各システムの移行に着手しています。

国立研究開発法人国立循環器病研究センターについて 別ウィンドウが開きます

名 称 : 国立研究開発法人国立循環器病研究センター
所在地 : 大阪府吹田市藤白台5丁目7番1号
事業内容 : 心臓や血管などの循環器の機能が何らかの原因で破綻して正常に働かなくなる循環器疾患の究明と制圧を理念とし、病床数612床の特定機能病院と、基礎から臨床まで幅広い研究を手掛ける研究機関、および病院と研究の連携が求められる複合領域の研究を推進する研究開発基盤センターの3部門を一体として運営。2015年4月より独立行政法人から国立研究開発法人へ改組。
ホームページ : http://www.ncvc.go.jp/

お客さまの課題・目的

クラウドによるIT基盤刷新を提唱し主導したのは、情報統括部 情報基盤開発室長 部長代理で研究開発基盤センター 知的資産部IT知的資産戦略室長でもある原口 亮 博士(情報学)。その理由として、情報管理面の課題や、情報量の急増、建替移転計画などを挙げています。
「まず情報セキュリティガバナンスについては、自前でファシリティやサーバを管理する現状のままで良いのか、むしろ信頼できる外部環境に預けたほうが安全・安心ではないか、と考えました。また2014年4月に発足した循環器病統合情報センターで全国の医療機関からの情報収集・活用を開始し、情報量の急増が予想されています。それから、2018年度を目処とした建替移転計画が進められており、外部サービスを使った方がスムースな移転には有利です。ユーザ側には『システム基盤は敷地内のほうが安心』という考えが根強くありましたが、上記のような理由を説明し、クラウドファーストの方針を納得してもらうことができました」

ソリューション・解決方法

クラウド基盤を構築するベンダーの選定は「公募型企画競争」、すなわち各社の提案内容を様々な観点から評価して選定する形態の入札により、2014年12月に行われました。システム管理部門だけでなくユーザー部門の委員も交えた審査によって選ばれたのが、AWSを基盤としたMKIの提案でした。MKIではAWSを用いた独自のクラウド基盤サービス「MKIクラウド Type CLOUD for AWSシリーズ」を提供しており、AWS関連の豊富なノウハウを有し、加えて今回の選定では国立循環器病研究センターの既存オンプレミス環境を詳細に分析した上で適合するネットワーク構成を提案していたのです。
原口氏は、「セキュリティと各種ガイドライン準拠は最低限の必須要件。それらを満たした上で、ネットワークの柔軟性をどのように実現するかを評価しました」と語っています。
「既存オンプレミス環境は、扱う情報のレベルに応じてTier1~4の4階層ネットワークとなっています。MKIの提案は、この複雑なネットワーク構成が必要な階層構造を、同じような形でAWS上に構築するというものです。他の提案ではネットワーク柔軟性が足りないと思えるものもありましたが、MKIの提案なら我々の期待に応えてもらえると考えました」(原口氏)

AWS上に新たなIT基盤を構築する作業は、原口氏をはじめとする情報統括部と密に連携しつつ、MKIが実施しました。入札から約3ヶ月後の2015年3月末、AWS上の新規基盤構築は無事に完了しました。4月から稼働を開始し、テストランが始まっています。

効果と今後の展開

国立循環器病研究センターの新たな研究用IT基盤は、MKIによりリモートで統合監視・運用されています。今後はその運用を安定させつつ、オンプレミス環境にあるシステムを新たな基盤へ移行していく方針です。
「当面のゴールは、2018年度の移転までに全システムがオンプレミスから移行していること。今後はシステムの移行を計画的に進めていきます。以前からサーバ仮想化を行ってきたので技術的な課題は小さく、準備さえできていればユーザー側も協力してくれると考えています。クラウドへの移行が進めば、オンプレミス基盤の運用負荷も下がり、情報統括部の業務もより企画を重視したものへと転換できるでしょう」(原口氏)
新規に立ち上げるシステムは、「クラウドファースト」の方針に基づき、原則としてクラウド基盤上に構築されることになっています。
「アプリケーションも、スクラッチ開発より、既存のサービスを組み合わせて迅速に開発する方向性になってくるでしょう。MKIにはバイオインフォマティクス分野の技術と実績、さらに研究マインドのような部分も持っているので、言われたとおりにやるだけでなく、積極的な提案も期待しています」(原口氏)

「Type CLOUD for AWS」導入事例 国立循環器病研究センター

※本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性がございます。
※記載されている社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

導入サービス

MKI クラウドサービス Type CLOUD for AWSに関するお問い合わせ

担当部門:クラウドサービス部 電話番号:03-6376-1280

お問い合わせ

ページ上部へ