ナレッジで豊かな明日(us&earth)をつくる

近年、環境破壊をトリガーとした気候変動が世界に経済的・社会的な混乱をもたらしています。「海面上昇・砂漠化による食糧・水資源不足」、「極端な暑さによる労働生産性低下」、「異常気象や風水害」といった様々な問題に世界は直面しています。日本に目を向けると、「東京一極集中化」、「少子高齢化」が一段と進み、「労働人口の減少による労働生産性低下」といった課題を抱えています。

三井情報グループは、長年かけて培った「ナレッジ」と、AIやIoT、クラウドといった「デジタルテクノロジー」を用いてお客様の事業変革や業務効率化の支援をすることで、環境負荷低減、地域経済の発展に貢献し、私たち( Us )の、そして地球( Earth )の豊かな明日をつくります。

 

この取り組みで解決できる課題


   

1. IoT技術を活用し、カーボンニュートラルな社会の実現に貢献

空調を遠隔から自動制御し、エネルギー消費を最適化

2015年のパリ協定以降、省エネルギー化による温室効果ガス排出量の削減は、喫緊の課題として世界中で取り組まれています。

三井情報は、自社の事業活動における排出量の削減に加え、GeM2というクラウドサービスを提供しています。GeM2は建物の環境から温度、湿度、CO2等様々な値を採取し、その値を指標に換気含め快適な空調環境を維持しながら、人の手による運用では少なからず発生する建物の空調設備運用のムダ・ムラを自動検知・最適制御します。三井情報は、GeM2の提供を通して、温室効果ガス排出量の削減、持続可能な社会の実現に貢献します。

センシング技術を活用し、太陽光発電設備の安定的な運用を支援

私たちの生活にはエネルギーの利用が欠かせません。しかしこれまで主なエネルギー源として使用されてきた化石燃料(石炭、石油、天然ガス)は、燃焼時に温室効果ガスを排出し地球温暖化を加速させることが指摘されています。また化石燃料は他の多くの資源と同じ枯渇性資源であり、このまま使い続ければ、そう遠くない未来に失われてしまうと予測されています。

こうした課題を解決するために、普及が進められているのが太陽光発電などの再生可能エネルギーで、2012年にスタートした電力の「固定価格買取制度(FIT)」によってメガソーラーなど大規模発電所の設置が加速しました。

太陽光発電設備は比較的メンテナンスが容易と言われますが、実際にはパネル損傷・汚れ、機器の故障や、経年劣化などがあり、安定的な運用には様々なメンテナンスポイントを踏まえた監視システムが必要です。三井情報は、各種プラント、大規模ビル、原子炉シミュレータなど100を超える施設におけるデータ収集・制御の実績をもつ自社開発のSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)を活用し、太陽光発電を遠隔監視するクラウドサービスを提供しています。日々の運用の負荷を軽減するとともに、発電性能の維持、各電力会社の出力制御要求に対応することで、再生可能エネルギーの安定供給に貢献しています。



2. 生命情報とITで人と地球を幸せに

世界各地で高齢化や人口増加が進む中、難病・希少疾患や、新たな感染症などに対する新薬開発への期待はますます高まっています。一方で創薬分野においては増大する開発期間とコストが課題となっており、その課題を解決する手段の一つとして計算科学を利用したインシリコ創薬が注目されています。
1975年、三井情報は前身の三井情報開発(株)の時代に「人工酵素による化学合成システムの研究開発」に取り組み、以来製薬企業・アカデミアとの共同研究や産学連携コンソーシアムへの参画等を通じて、創薬を含むバイオサイエンス・ヘルスケア分野におけるIT技術の活用に力を入れてきました。
近年、次世代シーケンサーの登場や生体分子の高速な分離技術が開発されたことで、膨大な量の生命の「データ」が集められるようになりました。三井情報はこれまで培ってきた豊富な経験と実績を元に、従来の解析手法や高機能計算機では処理が困難なこれらビッグデータの解析を支援することで、バイオサイエンス・ヘルスケア分野の発展に貢献します。

膨大な解析作業を自動化し、核酸医薬の創薬を加速

近年、治療困難な疾患を対象とした次世代創薬の新たなモダリティとして、従来の医薬品とは異なる作用機序を持つ核酸医薬への期待が高まっています。しかし、核酸医薬の創薬研究や品質管理に用いられるデータは膨大かつ複雑であり、その分析や各種評価は、研究者の多大な手間と労力を必要とするものでした。三井情報はこれらの解析作業を自動化するAQXeNAというソリューションを提供しています。

AQXeNAは時間のかかる一連の解析を自動で実行することで、それまでかかっていた手間と時間を大幅に削減するとともに、人的な見落としの防止により解析結果の正確性と信頼性の向上に寄与し、核酸医薬の創薬を支援しています。

 

 

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