核酸医薬に頻用される人工核酸、mRNAキャップ構造とそれらのフラグメントイオンをデータベースに搭載しており、ユーザー自身で新規の核酸構造も登録可能。
大量の質量分析データから同位体パターンを利用し、核酸関連物質のピークを自動で抽出し、一括して同定・分析を実行。
MS/MSスペクトル中のフラグメントイオンピークをデコンボリューションアルゴリズムで成分ごとに分離し、核酸同定アルゴリズム「Ariadne※」(アリアドネ)で正確に同定。
※H. Nakayama et al.,Nucleic Acids Res. 2009 Apr;37(6)
AQXeNAは各社質量分析装置のデータ形式に対応し、質量分析ベンダーに依存しない核酸の解析が可能。
核酸解析プラットフォーム「AQXeNA」は核酸関連物質の正確かつ効果的な同定・分析を実現する高精度・高ハイスループット・ベンダフリーなソフトウェアです。理化学研究所及び東京都立大学らとの産学共同の取り組みにより、開発・社会実装するに至りました。大量の質量分析データを全自動で解析し、核酸関連物質のピークを一括同定・分析、マスクロマトグラムの波形分離を行い核酸関連物質ごとの定量計算を可能にしました。世界的な核酸医薬品開発の振興と国内における核酸医薬開発が本格化する中、三井情報のAQXeNAは全ての製薬・研究開発に従事する皆様を支援します。
MSを用いた核酸の解析では、化学修飾の差異、似通った構造の不純物・副産物の同定が可能ですが、その解析は研究者の経験と膨大な手作業が必要でした。 AQXeNAは膨大な生データのインプットから自動で核酸関連物質のピークを抽出・同定し、この煩雑な作業の自動化を実現します。
核酸の欠損・修飾の置換をソフトウェア内部でシミュレーションし、予期せぬ不純物や副産物を同時に分析することも可能です。
▶様々なMSを用いた核酸解析の課題
✔ 低分子医薬に比べて分子量が大きく測定が容易ではない
✔ 様々な修飾核酸が含まれ、得られるスペクトルが複雑
✔ 解析のメソッドが開発段階にある
▶AQXeNAで創薬研究を加速させる
AQXeNAは、煩雑だった質量分析を用いた核酸医薬品の分析業務を自動化。
効率的かつ正確な結果を得ることができます。
AQXeNAは解析シーンのあらゆる場面で活用いただけます。
AQXeNAは核酸構造の定義から詳細分析で可視化まで、解析業務をトータルにサポートします。
核酸の解析でお困りの方も、詳細な解析をされたい方もトータルにサポートします。
Ex.)これから質量分析を用いた核酸解析を始めたい
Ex.)データは取得できたけど解析の方法がわからない
Ex.)数千に及ぶ長鎖の配列を解析したい
Ex.) 合成時の不純物を確認したい
AQXeNAを用いた核酸の受託解析サービスもご提供しています。ユーザが測定したLC-MSデータをお預かりして、質量分析の知見をもつ弊社技術者がAQXeNAを用いて核酸関連物質を同定・定量、その解析結果のフィードバックを提供するサービスです。
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