ガバナンスに対する意識を高めることで、従業員一人ひとりが自律精神をもち、より働きやすい労働環境を築き上げることができます。働きやすい環境は、円滑な企業活動を支え、持続的な成長力や競争力を高め、社会的価値の向上や全ステークホルダーの利益を最大化する好循環を生むことになります。さまざまな価値観や多様な文化が共存するグローバル化が進む事業環境の中で、行動基準「インテグリティ」に対し、一人ひとりが理解を深め、ルールがない場面においても適切な行動をしていく必要があります。
三井情報グループは、お互いを尊重し、多様な価値観を認め、差別とハラスメントを排除し、開かれた働きやすい職場風土のより良い会社をつくります。
この取り組みで解決できる課題
私たちが目指すコンプライアンスは、単に法令やルールを遵守することではありません。その法令やルールが作られた背景や理由といった社会から求められていることを十分に理解することで、たとえルールが存在しない場面でも、社会的常識や良識の観点から見て好ましくない言動や行動はしない、というものです。
その考えを具体的に表すものとして、2つの行動基準(インテグリティ)といったものを定めており、一人ひとりの従業員が高潔さや誠実さを備え、そのインテグリティに基づいて発言や行動を行うこととしています。
三井情報グループはコンプライアンスの徹底を含むインテグリティの浸透により、職場環境を働きやすいものに整えるとともに、会社に対する信頼性の向上を目指しています。
全従業員を対象としたe-learning研修の他、階層や業務別のリスクに応じたテーマ別研修、グループ討議の実施など、毎年様々な研修を実施しています。
~2021年度に実施した研修の例~
●コンプライアンスの実践
●請負適正化~偽装請負を行わ ないために~
●品質マネジメントシステムの基礎
●情報セキュリティの重要性
インテグリティやコンプライアンスの理解・浸透を目的に、CCO(チーフコンプライアンスオフィサー)が毎月「コンプライアンス通信」を発行しています。インテグリティやコンプライアンスの基本的な考え方から、関連する法令・ルール、社内制度の解説、事例の紹介など、健全な自律性を持つガバナンスの実現に必要な知識・情報の周知を行っています。
~2021年度に配信したテーマの例~
●コンプライアンスを知ろう<コンプライアンスとインテグリティ>
●コンプライアンスを知ろう<個人情報の取扱い>
●コンプライアンスを知ろう<コロナ禍におけるインテグリティ>
●コンプライアンスを知ろう<請負適正化と下請法遵守>
従業員のコンプライアンス意識について、最新の状況と動向を把握することを目的に年1回コンプライアンス意識調査を実施しています。調査の結果はコンプライアンス活動の基盤として、またリスク管理の基礎データとして、グループの経営に活かしています。
内部通報制度は、コンプライアンス経営を推進し、健全な事業活動によって企業価値の向上を目指す企業にとって重要な要素です。三井情報では誰もが相談しやすく安心して利用できる内部通報制度の整備・運用を目指し、通報者/相談者の秘密保持や不利益排除を社内規程に定めその運用を徹底しているほか、社内研修や社内ポータルを利用して従業員への制度の周知に努めています。
三井情報グループは、常に品質の向上に努め、お客様に最高品質のソリューションとサービスを提供することにより、お客様の継続的な発展に寄与し、お客様の満足度向上と、お客様から信頼される企業を目指します。
三井情報グループでは、品質マネジメントシステムを、品質管理活動と品質保証活動で構成されると定義し運用しています。
・品質管理活動:各部門で取り組む品質向上活動とその活動に対する第三者によるチェック、及び、品質向上活動を支えるコンテンツの企画・提供
・品質保証活動:お客様に提供する、財やサービスの品質を一定以上に保つための活動
それぞれの活動について、詳しくは以下のボタンをクリックしてご確認ください。