ITマネジメントを駆使し、経営に貢献するITを共創しませんか。

 
2019/11/08

 

 

運用・開発ソリューション部 第二技術室
商社技術第三部 ITマネジメントサービス第一室

はじめに

情報システム部門の皆さん!
最近会社の経営者から、「RPAやチャットボットを導入できない?」「データの可視化や分析をもっとできない?」「営業が活用するシステムを導入して!」「マルチクラウド・ハイブリットクラウドの実現可否は?」等、ITに関わる発言や要請が増えていませんか。

これは「IT技術の発展」と「技術の活用事例」の増加に伴い、各社の経営戦略・事業戦略におけるITの重要性が増してきていることの表れと言えるのではないでしょうか。

マクロの視点で見ても、我が国におけるIT投資は拡大しています。

 

 

日本のICT投資の推移(名目)グラフ

■日本のICT投資の推移(名目)
(出典)OECD Stat
(「令和元年版情報通信白書」(総務省)P.62に掲載されたもの(http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/pdf/n1200000.pdf))

 

IT投資は、一般的に『ランザビジネス(守りのIT:現行ビジネスの維持・運営に関するIT)』と『バリューアップ(攻めのIT:新たな価値を生み出すIT)』に分類することができます。
『ランザビジネス(守りのIT)』への投資は、IT利用によるコスト削減や業務効率化を主眼に置いています。近年は、新たな価値創造に寄与する『バリューアップ(攻めのIT)』の投資を拡大していく傾向があり、情報システム部門への期待は今後も高まってくると言えます。

 

■ランザビジネス予算とバリューアップ予算の比率
(出典)日本情報システム・ユーザ協会「企業IT動向調査2019(2018年度調査)」
(「令和元年版 情報通信白書」(総務省)P.64に掲載されたもの(http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/pdf/n1200000.pdf))


更にはアジャイル開発のような導入形式の普及や、クラウド利用、サブスクリプション化等ITサービスも多様化しており、経営の要求に応える為にはこれら近年の潮流を踏まえた対応が必要不可欠と言えます。

経営の要求に応える為にはITマネジメントの強化が必要

「ITマネジメント」とは、経営戦略に基づき、ITインフラや業務システムの企画・運営や関連するIT全般の管理を行うことを指します。

 

「ITマネジメント」は前節のような複雑化・多様化する事業環境やIT技術の進歩に伴い、経営戦略を実現する為の手段として重要性を増しています。
経営の要求に応える為には『経営戦略に基づいたIT戦略の立案』『技術動向把握・既存技術の蓄積・活用』、『業務プロセスの把握』『経営や利用部門への情報提供・提案』などの多様な役割と、それを実行する仕組みや人材が必要と言えます。
しかしながら、既存課題が山積みでIT実務の負荷も高い中、これらを円滑に推進できている企業は少ないのではないでしょうか。

 

 ITマネジメントの課題

 ■ITマネジメントの課題

MKIのITマネジメントサービスって何?

MKIには、情報システム部門の課題を解決するサービス「ITマネジメントサービス(以下 ITMS)」があります。

 

MKIのITMSは、顧客との中長期的パートナーシップを確立した上で、方針策定、プロジェクト運営、技術課題、運用課題といった多種多様なITマネジメント業務を、専門性をもち、顧客の視点・立場で推進することで、効率的かつ効果的な業務運営を実現するサービスです。

 


ITMSには下記のような特徴があります。

①システムライフサイクル全体を一貫した支援

課題やプロジェクト単位に留まらず、「方針策定」から「保守運用」「分析・改善」等システムやサービスのライフサイクルを一貫して支援することで、中長期的かつ実行性のあるITマネジメントを実現します。

②徹底した顧客視点に立った支援

顧客企業の情報システム部門やシステム利用部門、経営層等の視点に立ち、ITベンダーや製品・サービスに対して、客観的な企画立案・実行支援を通じて全体最適に導きます。


例えば、以下のようなことで困っていませんか?


✔ IT戦略やシステムの将来像を検討したいが、どのように検討すべきかわからない。
✔ 経営層から、AIやIoT等の新技術の導入検証について要請されているが、検証する時間が取れない。
✔ システムやサービスの導入がいつも計画通りに進まない。
✔ 類似したIT製品やサービスが多く、どのように評価・選定してよいかわからない。
✔ 保守・運用ベンダーの品質やコストの適正化を図りたい。


ITMSは、システムライフサイクルにおける様々なシーンで発生する上記のような課題を顧客企業の視点に立ち解決に向けて支援します。

ITMSって、他社のサービスと何が違うの?

ITMSは、一般的なITベンダー、ITSM(ITサービスマネジメント)、ITコンサル等の機能と混合される場合がありますが、以下のような違いがあります。

 

ITベンダーとの違い

ITMSは、徹底した顧客視点・立場での支援となる為、システム開発や運用・保守等の一般的なITベンダーとしての支援は含みません。ITベンダー決定前の方針立案から、顧客立場でのプロジェクトマネジメント、マルチベンダーコントロール等、ITベンダーとは一線を引いた役割となります。

 

ITSMとの違い

ITMSは、サービスプロバイダー(ITベンダー)ではなく、顧客視点・立場での支援です。また、ITSMはIT運用を基軸とした支援が一般的ですが、ITMSはIT戦略・企画・業務プロセス等、IT部門のサイクル全体をカバーします。

 

ITコンサルとの違い

ITMSは、プロジェクト単位等の短期的な課題解決・プロジェクト支援ではありません。顧客企業との中長期的パートナーとして、ライフサイクルを考慮・俯瞰し支援します。中長期的なサービス提供の中で、システムライフサイクルやIT戦略の見直しが発生した際には施策の立案等ITコンサルと同様の役割を担うこともありますが、その際も実行性を重要視し、実行そのものを継続的に支援します。
MKIのITMSは顧客の情報システム部門が実施する一部の業務だけでなく、統合的に支援するのが特徴です。


MKIのITMSは顧客の情報システム部門が実施する一部の業務だけでなく、統合的に支援するのが特徴です。

 

■他社サービスとの比較例

ITMSを導入するとどのようなイイことがあるの?

ITMS導入により、実現可能性の高い施策策定、業務プロセスの標準化、プロジェクト実行におけるベンダー管理の強化といった効果を上げています。これは副次的に情報システム部門の業務負荷を軽減し、IT戦略やサービス企画に注力する時間的・心理的余裕を生み出します。

 

ITMSを利用した企業の声です。


・課題抽出、施策策定において、今まで当然と思っていたことが世間的には違うとわかり、新しい気付きを得た。
・IT戦略実現に必要な各種施策を俯瞰で捉え整合性を意識した指摘に助けられた。
・意思決定者の理想論に対し、当社に適合した実現方法を立案してくれて助かった、お陰で現実的な方向に軌道修正できた。

まとめ

欧米等ではIT投資がさらに拡大していますが、今後国内でも同様の傾向となり、企業経営においてITの活用が不可欠になると言われています。
経営の要求に応えるIT活用の実現には、情報システム部門そのものの変革やITマネジメントの強化が不可欠です。

 

MKIはITMSを通して顧客との中長期的なパートナーシップを構築し、顧客のIT活用の幅を拡げ企業経営に貢献するIT活用の実現を目指します。

 

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