データシート
バーチャルSMARTZONE
エンタープライズクラスの仮想WLANコントローラー

特徴
エンタープライズ向け拡張可能な製品
vSZは小規模な導入に対応し、何千台ものAPと何万人ものユーザーを持つネットワークにも簡単に拡張できる仮想WLANコントローラーです。
費用効果の高い集中型ライセンシングフレームワーク
ラッカスSmart Licensingの一環として、顧客はクラウドサービスの対象となるAP数分のライセンスを購入するのみでサービスを受ける事が可能になります。その結果、ビジネスの成長に応じ必要なライセンスのみを追加することによりサービスを拡張出来ます。Smart Licensingの下で購入したライセンスは、クラウドライセンシングポータルを使用して、他のSmartZoneデバイスに簡単に移行できます。
スマートメッシング対応
Ruckus Smart Mesh Networking技術により、導入が自動化され、各Smart WiFiアクセスポイントへのイーサネットケーブル配線は不要となります。
コールアドミッションコントロール
この新機能は、アクセスポイントが最大負荷に達したときにWiFiに既に接続しているユーザーの使用感を維持するために役立ちます。
SMARTWAY BONJOURゲートウェイ対応
SmartWay Bonjourゲートウェイにより、顧客はBonjourサービス(AirPlay、Apple TV、その他のAppleネットワークサービスなど)やその他のmDNSベースの製品(VLANやサブネットによるChromeCastなど)を検出できます。
デバイスポリシーの強化
管理者は、デバイスのオペレーティングシステムに基いて、特定のVLANへのそのデバイスの許可、却下、レートリミット、割り当てを行うルールを適用できるようになりました。
ゲストアクセスの強化
vSZのゲストアクセスが強化され、機能が追加されて、より使いやすくなりました。ゲスト認証情報は、Twillioまたは電子メールを使用したSMS経由で配信できます。

バーチャルSMARTZONE™ ESSENTIAL(VSZ-E)
バーチャルSmartZone(vSZ)は、プライベートクラウドによる導入を念頭に設計された、拡張性の高い多機能WLANコントローラーです。非常に大規模なWLANネットワークの構築、管理、拡張で企業が経験する困難な課題を解決します。vSZには企業のWiFi導入を最適化する新規機能が多数用意されています。
vSZは仮想インスタンス1件につき、1,000以上のラッカスアクセスポイント(AP)と何万人もの契約者に対応できます。vSZではコントロールプレーンと管理の機能を提供し、データプレーントラフィックはAPからWLANゲートウェイに直接ルーティングされます。このアプローチは、ネットワーク業界のトレンドであるコントロールプレーンとデータプレーンを切り離すソフトウェア定義ネットワーク(SDN)を先取りしています。
vSZ-Dは、単一のバーチャルSmartZoneコントローラーインスタンスで管理される最大1万台のAPと10万個のクライアントからのトンネリングされたデータまで処理可能な拡張性を持ち、超大手規模企業やサービスプロバイダーの要求を満たすことができます。vSZ-Dは、プライベートクラウドに導入して特定の1つのネットワークをサポート、パブリッククラウドに導入して数百、数千のマネージドWLANネットワークをサポートすることもできます。vSZ-DインスタンスはオープンソースKVMハイパーバイザーまたはVmware vSphereハイパーバイザー上で実行できます。
図:1
vSZは、ハイパーバイザー上の仮想マシン上で実行されます。一方ハイパーバイザーはx86ブレードサーバー上で実行されます。データセンターにvSZを導入する際、既存のクラウドサービス管理とオーケストレーション機能は、APIを介してvSZにアクセスします。

SMARTZONEの仮想化
SmartZoneの仮想化では、vSZアプリケーションとOSをVMwareEsxi 5.5以降、あるいはHyper-V/AzureまたはKVM(CentOS 7.0 64ビット)を実行します(図1参照)。仮想化により、次の新機能が利用可能です。
急速に成長する企業のニーズに対応するため、必要に応じてハードウェアリソースを動的に追加する機能。データセンターリソースを格段に効率的に使用できます。
高い可用性。故障時は、ハイパーバイザーがアプリケーションを異なるサーバーモジュールにシフトします。vSZアプリケーションをアクティブ/アクティブモードで実行して、さらに可用性を高めることもできます。
仕様
サポートされる構成 | |
---|---|
ハイパーバイザー対応 |
VMware Esxi 5.5以降、Hyper-V/Azure、KVM(CentOS 7.0 64ビット)、Amazon Web Services(AWS)
|
対応している構成管理対象のAP |
vSZあたり最大1,024台
3+1クラスタに対応
|
同時接続モバイル端末数(UE)/ステーション数 |
vSZインスタンスあたり最大25,000ユーザー
|
WLAN |
vSZあたり最大65,534台
|
アクセス ポイント数 |
クライアント数 | vCPU(コア) | RAM(GB) | ディスク ボリューム サイズ(GB) |
---|---|---|---|---|
100 | 2,000 | 2 | 15 | 100 |
1,024 | 1,024 | 8 | 23 | 250 |
データプレーンの仮想化
主要なVSZ-E機能 | |
---|---|
監視 |
ネットワーク、AP、接続デバイス、アラートの状態を素早く確認。
APのステータスとクライアントデータの詳細把握。
|
リモートトラブルシューティング |
簡単なドリルダウンメニューで、複数サイトにわたる問題解決にかかる時間を短縮。
ITがクラウド上で、トラブルシューティングコマンドを実行可能。
|
簡素化された導入 |
同一の設定情報とファームウェアをAPグループに適用し設定作業を簡素化。
スマートメッシングによる導入、運用コストの削減。
|
レポーティング |
事前に設定されたスケジュール、またはオンデマンドで、ネットワークとセキュリティレポートを作成。
コンプライアンス用途の、PCI準拠レポートを作成。
|
ワンクリックプロビジョニング |
クラウドからAP設定情報を自動的にダウンロード。
|
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®や™のマークがついた商標はすべて CommScope, Inc.の登録商標または商標です。本書はプランニングを目的としてのみ作成され、CommScopeのいずれの製品またはサービスに関する仕様や保証を変更または補完するものではありません。 CommScopeは、ISO9001、TL9000、ISO14001などの国際規格に従って承認された、世界中にある CommScopeの数多くの施設で、ビジネスの完全性および環境持続性に関する最高度の規格を採用しています。
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