データシート
ZoneDirector™1200
エンタープライズクラスのスマートワイヤレスLANコントローラー

特徴
使うのも管理するのも簡単
WLAN全体を集中管理、素早くセットアップ、IT専門家不要、リアルタイムで自動的に最適化。
802.11ac対応
ZoneDirector 1200は802.11acに対応しており、従来のRuckus ZoneFlexアクセスポイント全機種と後方互換です。
たった5分で導入
Webベースの構成ウィザードにより、わずか数分でWLAN全体の構成を完了できます。Rucks ZoneFlex APはZoneDirectorを自動検出します。WLANを集中管理し、リアルタイムで自動的に最適化します。
高度なWLAN機能と特徴
ローグAP検知、干渉検知、バンドステアリング、エアタイムフェアネス、ロールベースのユーザーポリシー、ユーザーごとのレートリミッティング、ホットスポット、ゲストネットワーキングサービス、VLANプーリング、アプリケーション認識と制御などの高度なワイヤレスネットワーキング機能が搭載されています。
Smart Mesh Networkingによる導入、運用コストの削減
統合されたSmart Mesh Networking技術により、導入が自動化され、各Smart Wi-Fiアクセスポイントへのイーサネットケーブル配線は不要となります。ハイブリッドメッシュを使用するアダプティブアーキテクチャでは、イーサネットで接続されたAP経由してワイヤレスネットワークが拡張されるため、空間をより適切に再利用することができ、システムパフォーマンスが向上します。
自動ユーザーセキュリティ
Dynamic PSKでは、一意の暗号化キーを使ってPCクライアントデバイスを個別に設定および更新する必要がありません。Dynamic VLAN割り当てによって、既存のセキュリティポリシーがWLANまでシームレスに拡張されます。
分散転送アーキテクチャ
すべてのデータトラフィックをアクセスポイントから有線ネットワークに直接送信し、最大限のデータスループットを実現します。


IT専門化不要のフル機能搭載のスマートワイヤレスLANコントローラー
Ruckus Wireless ZoneDirector 1200は、Ruckusが中小企業(SME)とホットゾーンオペレーター専用に開発したコントローラー型スマートワイヤレスLAN(WLAN)システムです。
シンプルさと使いやすさを念頭に、Ruckus ZoneDirector 1200は、高価で個別管理が必要であるにも関わらず十分な機能が用意されていないスタンドアロンのアクセスポイント(AP)と、機能過多で大部分のスモールビジネス環境には不向きなハイエンドのエンタープライズ用システムとのギャップをうめることを目的に特別設計されています。
Ruckus ZoneDirectorは、堅牢かつセキュアでありながら、簡単に導入できるコントローラー型のWLANを必要とするスモールビジネスにとって理想的です。
ZoneDirector 1200は、ホテル、空港、学校、公共の建物などの場所で、ボイスオーバーWi-Fi、IPベースのビデオ、セキュアなエンタープライズアクセス、多層Wi-Fiサービスなど、ビジネスクラスのホットスポットサービスを提供するオペレーターにとっても最適です。
ZoneDirector 1200には、スマートワイヤレスメッシング、高可用性、ホットスポット認証、簡単なゲストネットワーキング、動的Wi-Fiセキュリティなどの高度な機能を提供するRuckus Smart/OSが搭載されています。
Ruckus ZoneDirector 1200はワイヤレス技術の専門家でなくとも導入して操作を行うことができます。また、インストールも素早く簡単に行えます。このためITスタッフや予算が限られている場合でも、強力でセキュアなマルチメディアWLANを数分で構築することができます。
ZoneDirectorは既存のネットワーク、セキュリティ、認証インフラストラクチャと簡単に統合することが可能であり、Webベースのウィザードのポイント&クリック操作で設定できます。Ruckus ZoneFlex APは、ZoneDirectorを自動的に検出、ZoneDirectorによってRuckus ZoneFlex APが設定されます。
冗長でセキュアなRuckus ZoneDirectorでは、簡単で低価格のWLANシステム1つで、WLAN全体のネットワーク、セキュリティ、RF、およびロケーションを管理できます。
導入が簡単
Ruckus ZoneDirectorは、既存のスイッチ、ファイヤーウォール、認証サーバー、その他のネットワークインフラストラクチャとシームレスに統合できます。ZoneDirectorはどのレイヤー2/3ネットワーク内にも配置できます。Ruckus ZoneDirectorはRuckus ZoneFlex AP(有線またはメッシュAP)によって自動検出されます。APは自己設定し、ただちに管理可能な状態になります。Ruckus Smart Redundancyによってネットワークの可用性が高まります。また、複数ZoneDirector間における設定と認証ユーザーの自動同期も簡単です。
管理が簡単
ZoneDirectorが稼働し始めるとZoneFlexのAPネットワークは自動的に管理されるようになります。干渉を回避し、隣接したAPからの干渉を防止し、1台のAPに障害が起こった場合に冗長APによる補完が行われるように、送信電力レベルとRF割り当てが必要に応じて自動調整されます。設定を変更した場合は、複数のAPまたはシステム全体にその変更を簡単に同時適用できます。カスタマイズ可能なダッシュボードで、クライアントとネットワークに関するさまざまな情報とイベントを見ることができます。また、リアルタイムヒートマップには、APのロケーションと信号到達範囲、およびRuckus Smart Mesh Networkingのトポロジーが表示されます。
ZoneDirector Smart WLANシステムには、SpeedFlex™というRuckus独自のパフォーマンスユーティリティが組み込まれています。管理者はRuckus SpeedFlexを使って、クライアントのWi-Fiパフォーマンスをローカルに、またはワイヤレスLAN経由で判断できます。SpeedFlexでは、WLANパフォーマンスのプランニング、トラブルシューティング、モニタリング、および測定をより適切に行えます。このため、ローカルWi-Fi環境について不正確なデータを出力しがちなインターネットベースの速度ツールを使う必要がなくなります。
セキュリティ対策が簡単
ZoneDirector 1200の画期的な新技術により、Wi-Fiセキュリティがシンプルかつ自動的に確保されます。ZoneDirector 1200では、エンタープライズクラスの802.1XサポートとDynamic VLAN割り当て機能に加え、特許取得Dynamic Pre-Shared Key(PSK)機能がサポートされているため、WLANセキュリティ対策を効率的に行うことができます。
ユーザーはコンピューターを初めてLANに接続したときに、キャプティブWebポータルを開くためのURLを指定して、1度限りの認証を行います。認証が正しく行われると、ZoneDirectorによって、指定されたSSIDと動的に生成された暗号化キーでクライアントシステムが自動的に設定されます。キーはクライアントにバインドされていて、有効期限切れになりユーザーまたはユーザーのデバイスが信頼されなくなったときに削除できます。
Ruckus ZoneDirectorでは、すべてのAPでの認証および認証判定が集中管理されるため、WLAN全体のアドミッションコントロールをセキュアに行えます。Ruckus ZoneDirectorは、RADIUSやActiveDirectory/LDAPなど、いずれのバックエンド認証データベースにも対応していますが、内部認証データベースも用意されています。また、RADIUS属性に基づいて、クライアントをVLANに動的に割り当てることもできます。

ZoneDirector 1200はどのレイヤー2/3ネットワーク内にも配備できます。Ruckus ZoneFlex APは、ZoneDirectorによって自動的にプロビジョニングされます。
BeamFlexで干渉を回避し、パフォーマンスを最大化して、信号到達範囲を拡大
特許取得Wi-Fiビームステアリング技術であるRuckus BeamFlex™は、マルチメディアトラフィックアプリケーションに対し、そのパフォーマンスを予測可能とするとともに、信号到達範囲を拡大できるため、Wi-Fiデッドスポットが解消されます。ZoneDirectoを利用することで、BeamFlexの価値が1台のアクセスポイントからWLANシステム全体へ、さらにスマートワイヤレスメッシングにまで拡がります。
ZoneFlex Smart Wi-Fiの全APのチャネル割り当てと送信電力レベルは、ZoneDirectorによって自動管理されます。またBeamFlexを搭載したZoneFlexシステムでは、どのパケットが送信されるときにも干渉を自動的に回避し、ネットワーク外のクライアントとネットワーク内のメッシュAPの両方への最適経路が常に選択されます。このため、最高のQoSが保証されます。
Smart Mesh Networkingで柔軟性を高めコストを削減
Ruckus Smart Mesh Networkingでは、自己組織化と自己回復を行うWLAN導入が可能です。それぞれのAPにイーサネットケーブルを配線する必要がないため、管理者による作業はZoneFlex APを電源に接続すれば完了します。設定と管理はすべてZoneDirector Smart WLANコントローラーから行います。APをデイジーチェーンで接続してメッシュし、メッシュを拡張して空間的再利用することも可能です。スマートメッシングでは、特許取得Smart Wi-Fi技術を使って信号到達範囲の拡大とWi-Fi信号の制御を行い、パフォーマンスを低下させるノード間ホップを抑制し、ノード間Wi-Fi接続を自動的に適応して、極めて高い信頼性を維持します。

管理者は、ZoneDirector 1200の詳細なマップビューを使用して、すべてのZoneFlex Smart Wi-FiアクセスポイントのWi-Fiネットワークトポロジーを手軽に見ることができます。

ハードウェアの特徴
1RUラック取り付け対応サイズ
冗長ファン
UPnP使用によりPCから簡単に検出
1年間保証(HW)
ソフトウェアの特徴
簡素化された直感的なGUI
インストールウィザード
Ruckus SPoT LBS位置情報サポート
WIDS/WIPS(ローグAP検知/防止)
Bonjourゲートウェイ(APで)
キャパシティベースのクライアントアドミッションコントロール
バンドバランシング
キャプティブポータル(Radius、AD、LDAP、ローカルDB)
APサバイバビリティ、キャプティブポータル
Zero-IT(802.1x使用)
WLAN時間スケジューリング
ユーザーロール
デバイス ポリシーコントロール
WLANごとのACLサポート(L2ホワイト/ブラックリスト、L3、L4)
メッシュテスト用マルチホップ SpeedFlex
フォースDHCP
ZoneFlex AP検出
Restful/JSON API


SpeedFlex™は、コントローラー ZoneFlex™製品に組み込まれている独自のワイヤレスパフォーマンステストツールで、関連付けられているワイヤレスLANクライアントのWi-FIスループットを測定します。
仕様
特性 | |
---|---|
電源 |
外付け電源アダプター
入力: 110~240V AC
出力: 12V DC、1A
|
サイズ |
デスクトップ: 25センチ(L)、
15.93センチ(W)、3.164センチ(H) |
重量 |
1キロ(2.2ポンド)
|
ポート |
2イーサネットポート、自動MDX、10/100/1000Mbps自動検出
1コンソールRJ-45ポート
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環境条件 |
動作温度: 0°C(32°F)~40°C(104°F)
動作湿度: 20%~90% 結露しないこと
|
キャパシティ | |
---|---|
管理AP数 |
最大75台
|
WLAN(BSSID)数 |
256
|
同時ステーション数 |
最大2,000
|
用途 | |
---|---|
ホットスポット |
WISPr
|
ゲストアクセス |
対応
|
キャプティブポータル |
対応
|
メッシュ |
対応
|
音声 |
802.11e/WMM
U-APSD
APへのトンネリング
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ネットワークアーキテクチャ | |
---|---|
IP |
IPv4、IPv6、デュアルスタック
|
VLAN |
802.1Q(各BSSIDに1個)、Dynamic VLAN
|
冗長 |
1+1自動同期
|
DCHPサーバー |
対応
|
管理 | |
---|---|
構成 |
Webユーザーインターフェイス、CLI、FlexMaster、SNMP v1、v2、v3
|
AAA |
RADIUS(プライマリおよびバックアップ)
|
APプロビジョニング |
L2またはL3自動検出
ソフトウェアの自動アップグレード
チャンネルと電力の自動最適化
|
クライアントプロビジョニング |
Zero-IT
プロキシの自動構成
|
ワイヤレスパケット キャプチャ |
対応
|
セキュリティ | |
---|---|
規格 |
WPA、WPA2、802.11i
|
暗号化 |
TKIP、AES
Ruckus Dynamic Pre-Shared Key
|
認証 |
802.1x、MACアドレス
|
ユーザーデータベース |
最大2,000ユーザーの内部データベース
外部:RADIUS、LDAP、Active Directory
|
アクセスコントロール |
L2(MACアドレスベース)
L3/4(IPおよびプロトコルベース)
L2クライアントアイソレーション
管理インターフェイスによるアクセス制御
時間ベースのWLAN
|
ワイヤレス侵入検知(WIDS) |
ローグAP検知
DoS攻撃予防
イビルツイン/APなりすまし検知
アドホック検知
パスワード推測保護
|
マルチメディアとQoS | |
---|---|
802.11e/WMM |
対応
|
ソフトウェアキュー |
トラフィックタイプごと(4)、クライアントごと
|
トラフィック分類 |
自動、ヒューリスティック、およびTOSベースまたはVLAN定義
|
レートリミティング |
対応
|
WLAN優先付け |
対応
|
クライアント負荷分散 |
自動
|
認定資格 | |
---|---|
認定資格 * |
米国、ヨーロッパ、オーストラリア、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、香港、インド、インドネシア、韓国、メキシコ、ニュージーランド、フィリピン、サウジアラビア、シンガポール、タイ、アラブ首長国連邦、日本
|
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