SRM や DDA・DIA・PRM データからターゲットのメタボローム分子を一斉自動定量します。
また、各社質量分析器のファイルフォーマットに対応しており、異なる取得方法のメタボロームデータを統合することが可能です。
質量分析生データ群をインプットし、各チャンネルのクロマトグラムのピーク抽出・サンプル間の保持時間の補正・アライメント処理・内標を用いた濃度計算が自動実行されます。加えて脂質を対象とした場合、ノンターゲット脂質解析ソフトウェアLipidSearchとの連携機能により、ターゲット解析で不得意としている正確な成分帰属を可能としました。
大規模変動解析を効率化するメタボロームターゲット解析ソフトウェアの決定版です。
メタボロミクスとは細胞内に存在する脂質を含む代謝物の大規模変動解析が必要となります。多検体のサンプルから目的の代謝物質の量的変動を解析するには、研究者の膨大な手作業を必要としています。また、測定手法・質量分析器によって異なる形式のデータが生成され、それぞれのソフトウェアで解析したデータから変動解析を行うのは困難でした。本ソフトウェアは、様々なデータを統合し解析を可能にし、メタボローム解析を包括して支援することを目的に開発しました。
また、実際の研究者から、ターゲット解析では質量精度が低く脂質のように共溶出する異性体の識別ができない、さらに保持時間のずれによりミスアライメントが起こることを解決してほしいとの要望があり、LipidSearchとの統合機能と保持時間の自動補正を搭載し、効率的で精度の良いメタボローム解析プラットフォームを実現しました。
MetaboAlignはシンプルなワークフローで分析をサポートします。
※現行の連携機能はLipidSearchのみに対応
当社開発MetaboAlignだけの「4つの強み」でメタボローム解析を包括的に支援します。
MetaboAlignでは多検体をマルチチャンネルで測定したSRMを用いてサンプル間の一斉比較定量解析を実行します。また、SRMデータのみならず、DDA・DIA・PRMデータから指定したターゲットピークを探索、クロマトグラム計算するアルゴリズムを搭載し、種々の測定方法からSRMライクな定量解析することが可能です。また、各社分析装置メーカーのデータフォーマットに対応しておりターゲット解析を包括的にサポートいたします。
当社独自の波形解析エンジンにより高速かつ高精度にピークを抽出しアライメントを実行します。アライメントでは、保持時間のズレを一括して自動で補正することにより、ミスアラインメントを防ぎます。
アライメント画面では各チャンネルピークの定性・定量情報を一覧で出力し、計算の確からしさを 示すスコアやピーク面積値、成分情報によるピークフィルターが簡便に実行できます。 また、トランジション間のクロマトグラムピーク比較やクラスごとの保持時間補正値の確認、マニュアルでのピーク面積再計算等のバリデーション機能により詳細な定量解析を可能としています。
脂質がターゲットの場合、当社製ノンターゲット脂質解析ソフトウェア LipidSearchと連携し、各クロマトグラムピークに正確な成分帰属が可能です。
LipidSearchの詳しい情報はこちらから