三井情報

ドラレコの先を行く！フォークリフトのIoT化が事故を減らす

普段何気なく使用しているフォークリフトですが、実は労働災害が多いという事はご存知でしょうか？自分の職場で無事故だとしても、事故はいつ起きてもおかしくありません。フォークリフトを安全に使うためには、安全教育が重要です。また、日常点検や事業所内の規則をしっかりと守る必要もあります。ここではフォークリフトにおける事故の発生状況の解説と、安全に扱うための規則を解説していきます。

フォークリフトの事故発生件数

フォークリフトを扱う現場では、意外と事故が多く発生しています。そのため事故防止や安全対策としてフォークリフト用のドライブレコーダーを設置している企業も増えていることでしょう。

近年では、フォークリフトのIoTソリューションがフォークリフトの安全対策として普及していくことが予測されています。IoTとドライブレコーダーとの違いは、どこなのでしょうか？詳しく解説していきます。

フォークリフトの事故は意外と多い

2018年における厚生労働省『労働災害統計（平成30年）』では、2113件ものフォークリフトの事故が発生していることが分かっています。毎年1,900人〜2,000件前後の死傷者事故が出ており、見過ごせる数字ではありません。

これらの事故を防ぐためには、ドライブレコーダーの導入も事故防止対策の一つで、実際にご検討中の方や既に使用されている方も多いのではないでしょうか？近年ではフォークリフト専用のドライブレコーダーも多く販売されており、「景色が360度見渡せて画質も鮮明」といった質の高いものも登場しています。

さらにテクノロジーの進化する現代では、ドライブレコーダーの先を行くソリューションが出始めてきています。特に注目されているのが、フォークリフトの安全運用をサポートするIoT(アイ・オー・ティー)技術です。フォークリフトのIoT化について、次で詳しく解説していきます。

フォークリフトのIoTサービスとは何か？

IoTという言葉は最近よく耳にする言葉ですが、具体的にはどのようなものかご存じでしょうか？ここでは一般的にIoTとは何かをご説明し、更にIoT技術がどのようにフォークリフトで活用されているのかについてもご紹介していきます。

IoTとは何か

まず、IoT(アイ・オー・ティー)とはそもそも何でしょうか？IoTとは、「Internet of Things」の略で、一般的に「モノのインターネット」と説明されます。モノに通信機能を搭載し、それをインターネットに接続・連携させる技術です。今までインターネットにつながっていなかった物をインターネットにつなぐ事で、遠隔操作が可能になったり、直接モノを確認しなくても情報や状況が把握できるようになったりするのです。例えば、モノの位置や電池残量などの状態をキャッチし、データを取ることが可能になったり、物の位置を遠隔で把握することが可能になったりします。

その結果、その場所までモノを見に行く必要がなくなり、パソコンでデータの確認ができるようになります。こういった遠隔操作に優れているほか、収集したデータを蓄積して分析することも容易に可能になります。

フォークリフトのIoTはどのようなものか

最近ではIoT技術を有効活用した、フォークリフトの事故低減のためのサービスが出てきています。フォークリフトの遠隔管理によって事故を未然に防ぐということを目指し活用が始まっています。

例えば、フォークリフトにセンサーを取り付けることで、フォークリフトの稼働状況のデータを蓄積・分析したり、危険運転が検知されるとアラートを出すことができたりします。また、画像をAI技術により解析し危険を検知する等という事も始まっています。

FORKERS（フォーカーズ）のフォークリフトのIoTソリューション

FORKERS（フォーカーズ）は、フォークリフトのIoTソリューションの一つで、事業所内のフォークリフト作業を「見える化」することができます。フォークリフトにカメラとセンサーを取り付けることにより様々な情報をデータ化し、分析・レポーティングすることが容易になります。

ドライブレコーダーと何が違うのか

ドライブレコーダーも機種により性能は様々ですが、一般的なフォークリフト用のドライブレコーダーでは幅広い角度で録画できるものが多く、中には３６０℃すべての方向で録画できるものもあります。また機種によっては、急発進や急旋回といった危険な動作を検知して、その部分だけ切り取って録画できるようなタイプのものもあります。
一方で、フォークリフトのIoTソリューションでは、ドライブレコーダーと比べてどのような違いが出てくるのでしょうか？

危険状況をすぐに報告

例えば危険運転等を検知すると、その状況はクラウドシステムで自動報告されます。必要であればすぐに安全指導や対処を行うことが可能になります。ドライブレコーダーにはこういった自動報告機能が無いため、映像を再生して確認・報告をする必要が出てきます。

オペレーター毎の集計機能

FORKERSではオペレーター毎の集計を完全自動で行うことができます。クラウドシステムによってオペレーター毎に稼働データの集計が可能で、レポーティングも自動で行うことができます。このような機能はドライブレコーダーでは実現することができません。確かにドライブレコーダーも、フォークリフトごとに動画を撮影し、データの取得は可能ですが、オペレーター個々の認識はしていないので、オペレーターごとにデータ集計を行ったり、管理したりするといったことはできません。

メンテナンス管理

車両／保守メンテナンス管理の面においても、ドライブレコーダーとの圧倒的な差を見せるのがIoTです。
フォークリフトの車両情報および保守メンテナンスの予定等はExcel管理も多いと思いますが、このような情報を登録して一元管理することが可能になります。フォークリフトの保守メンテナンスの期日が近づけば自動で通知するという事も可能になります。そもそもこのような機能はドライブレコーダーでは網羅していない部分となります。

自動でデータ収集

SDカード式ドライブレコーダーであれば、毎回ＳＤカードを取りだしてオペレーターの運転を確認する必要がありますが、FORKERSであればそのような必要はありません。ドライブレコーダーからSDカードを取ってくるという作業が意外と手間に感じている方も多いのではないでしょうか。FORKERSであれば取得したデータは自動で収集されていくためSDカードの抜き出しという作業は発生しません。

FORKERS導入は非常に簡単

FORKERSの導入にあたって主要なものは小型の車載機、アンテナ、カメラ、＠＠リーダ、動画の＠＠だけです。非常に導入は簡単でありながら、データの蓄積・分析・レポーティング等その機能は多彩です。ネットワークにLTE回線を使用することで、自社のフォークリフトにFORKERS車載機とカメラを設置後には､すぐに自動レポートを開始することが可能となります｡

フォークリフトの事故を未然に防ぐために

既に各現場ではフォークリフトの安全運用のために様々な対策を講じていることと思いますが、フォークリフトの事故は毎年約2000件にも及んでいます。
FORKERSは皆様のフォークリフトの安全をIoT技術で強力にサポートします。労働災害を減らし大切な従業員を守るため、そして企業としての信頼を保つためにも非常に有効です。

FORKERS（フォーカーズ）の詳しい説明はこちらから、

FORKERS（フォーカーズ）についてはこちらからお問合せください。