当社が取り扱うファイバーレーザー発振器であるFOシリーズARMは、センターとリングそれぞれのビームが同軸上で分離されて加工面に到達します。この新たなビームモードはこれまでのレーザー溶接・切断では実現できなかった新たな加工モードです。
また、発振器の他、ロボットや光学ヘッドの組み合わせにより、対象となる材料に最適な条件をレーザービームと組み合わせることで、加工時のスパッタ低減、ビード表面の劇的な改良、溶接強度の向上を実現します。
弊社およびパートナー様デモ環境にて、お客様のテストピースをお預かりし、実際に加工性能をご検証いただくことが可能ですので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。

装置の紹介

特長

加工について

スペック

デモ・お問い合わせ

ARM

Adjustable Ring Mode(特許取得済)

ARMから出力されるビームはCenterとRingに、同軸上で分離されて加工面に到達します。CenterとRingの夫々のビームは外部光学系を用いることなく発振器内部で生成され、ビーム品質を保ちながら出射口まで伝送されます。

Center + Ring

この全く新たなビームモードはこれまでのレーザー溶接・切断・表面加工では実現できなかった新たな加工モードです。亜鉛メッキのスパッターを激減する、アルミのビード表面を劇的に改良するなどの他、新たな性能を実現する加工プロセスをもたらす可能性をもっています。それぞれの出力を独立して制御できるビームの最適な組み合わせが貴社のレーザー加工に大きな武器をもたらします。

CenterとRingの
ビームを独立して
出力制御可能

反射光に強い
シングルアンプ
オシレーター構造

出力調整範囲
1~100%
出力安定性±1.0%

スパッタや
ポロシティの抑制

高出力ファイバーレーザーFOシリーズリングモード
  • 多種多様な素材に対してそれぞれ最適な加工条件を設定可能。
  • リングレーザ採用によって加工時における方向性の影響を排除。
  • 面直(90度)でのレーザー照射により、アルミ、銅など高反射材の高品質溶接を実現。
  • 溶接スパッタの発生を抑制。

センターのみ出力

リングのみ出力

リングとセンター同時出力

反射光耐性

戻り光によるトラブルを低減させることが可能。

  • 戻り光に対して耐性のある独自構造を持つ為、銅やアルミ等の反射率の高い材料加工も可能。
  • 従来のファイバーレーザーは戻り光による発振器に対するトラブルを避ける為、材料に対して前進角など傾きを付け照射する必要があったが、FOでは面直(90度)からの照射も可能。
  • 反射光をレーザー発振源へ戻しがちなガルバノスキャナーの使用時にも効果を発揮。
反射光耐性 反射光耐性発振器で生成したレーザーを増幅させて照射。
反射光が増幅されて発振器に戻る為、
損傷等のトラブルが発生しやすい。
反射光耐性 反射光耐性発振器単体で高い出力のレーザーを生成。
反射光の戻りによる損傷等のリスクを大幅軽減。

出力制御

出力制御

幅広い条件設定が可能。
1台の発振器で多様な加工用途に対応できます。
10%以下の低出力稼働時も出力の設定が可能
(出力設定範囲:1~100%)

出力安定性

  • 出力安定性
  • 出力安定性●平均出力:2,080W ●出力標準偏差:1.4W ●標準偏差/平均出力:0.06% ※測定には最大出力2kW機を使用

アルミ溶接

従来、レーザーをアルミの溶接に使用すると、ポロシティ(空隙)、アンダーカット(減肉)等の欠陥が発生、
また多量に発生するスパッタによって、製品自体や加工設備が損傷を受けるという課題がありました。
弊社のレーザー加工技術はこれらの課題を解決しました。

■静止画での比較(溶接部表面)

一般的なレーザーによる溶接

一般的なレーザーによる溶接

FOによる溶接

FOによる溶接 材料:アルミニウム(1000番台)
使用レーザー:リングモードレーザー ARM

銅重ね

アルミ重ね

FOによる溶接

アルミ隅肉(フィラー無し)

FOによる溶接

銅ピン

銅ピン

鉄-アルミ異材

鉄-アルミ異材
■動画での比較(スパッタ発生時の様子)

一般的なレーザーによる溶接(アルミ材)

FOによる溶接(アルミ材)

■動画事例一覧

1,2回目:一般的なレーザーによる重ね溶接(銅板)
3,4回目:ARMによる重ね溶接(銅板)

ARMによる鉄-アルミ異材重ね溶接
 

3本ともARMによる面直照射
(銅ピン、ウォブリング無し)

ARMによる面直照射
(銅ピン、ウォブリング無し)

適用業界

自動車部品自動車部品 建築材料建築材料

製品仕様

モデル名 FO-X000-S:SM FO-X000-S:MM FO-X000-S:ARM FO-X000-FFC:ARM
レーザータイプ シングルモード マルチモード リングモード リングモード
最大出力(W) 1000~2500 2000~10000 2000~10000 2000~8000
ファイバーコア直径
(µm)
20
2000W
4000~10000W
: 50
: 100
Center 70, Ring 180 Center 100, Ring 290
波長(nm) 1070 +/- 5nm
出力調整範囲(%) 1-100
BPP(Collimator) <0.4
2000~2500W
2500~10000W
: <2.4
: <4
Center <2.5, Ring <10 Center <4, Ring <16
出力安定性(%) +/- 2 +/- 1
変調周波数(kHz) 5
電圧 3 x 230/400V +/- 10%
50/60 Hz, PE
400 VAC
+/- 10%
400 VAC
+/- 10%
推奨冷却能力(kW) 1000W : 2.5
1500W : 3.3
2000W : 4 
2500W : 5 
2000W : 4
4000W : 10
6000W : 16
8000W : 20
10000W : 24
2000W : 5
4000W : 9.5
5000W : 12
6000W : 14.5
7500W : 18
8000W : 20
10000W : 24
2000W : 5.5
4000W : 10
6000W : 16
8000W : 22
流量(ℓ/分) 30
2000W
4000W
6000W
8000~10000W
: 30
: 75
: 100
: 130
2000W
4000~5000W
6000W
7500~10000W
: 65
: 70
: 100
: 130
2000W : 65
4000W : 70
6000W : 100
8000W : 130
FFC、光学素子の流量
(ℓ/分)
- - - 10
冷却水温度(℃) 25 +/- 1(結露無き事)
FFC、光学素子の温度
(℃)
- - - 25-45 (結露無き事)
ケーブル端コネクター QBH QBH/QD QBH/QD
ケーブル長(m)
*他の長さはご相談
1000~1500W
2000~2500W
: 10m
: 5m
20m
2000~5000W
6000~10000W
:20m
:10, 20m
20m
インターフェイス デジタルI/O、アナログコントロール、イーサネット
寸法(㎜)

シグナルタワー
含めず
919
2000~4000W
6000~10000W
: 919
: 954
2000~5000W
6000~10000W
: 919
: 954
1040
794
高さ 511
(アイボルト無)
2000W
(アイボルト無)
4000W
6000~10000W
: 511
 
: 831
: 1328
2000~5000W
6000~10000W
: 831
: 1328
1570
重量(㎏) <200
2000W
4000W
6000W
8000~10000W
: <150
: <350
: <430
: <460
2000W
4000~5000W
6000~7500W
8000~10000W
: <335
: <350
: <430
: <460
2000~4000W
6000W
8000W
: 460
: 490
: 520

株式会社パパス 愛川工場http://www.papas-kk.co.jp

〒243-0301 神奈川県愛甲郡愛川町角田357-10

提携先所在地(加工実施拠点)

■お問い合わせ

三井情報株式会社

装着・電材事業本部 装置第3部 Tel. 03-6376-1343 Email. [email protected]

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