FORKERS LTEモデルは、2018年9月販売開始以来、おかげさまで物流業界を中心とする数多くのお客様にご採用頂き大変好評を頂いております。 最近、或るお客様よりFORKERSは冷蔵・冷凍環境下(-20℃~+10℃)でも使えるのかと、お問合せを頂きましたので、 -20℃環境下の実力値を確かめるにはうってつけなこの季節を利用しない手はないと思い付き、弊社開発チームが日本一寒い町として知られる北海道 陸別町の関観測所地点へ行き実証実験をすることとなりました。 FORKERS LTEモデルの車載器、通信アンテナ、カメラの動作保証範囲は、-20℃~+70℃になっていますが、実際に作動させてみた結果はどうだったでしょうか?
1.実証実験準備の様子
初日、2019年2月6日(水)この日は、明け方にかけて冷え込む予報。
陸別町道の駅前-19℃、この日、更に冷込みそうな予感、開発チームの期待もいよいよ高まり、 実証実験の準備を進めます。 車の屋根にFORKERS車載機、3つのカメラ、通信アンテナを設置。
3つのカメラは、2つを通常カメラ、1つを現在発売を準備している結露対策用のヒーター付 カメラとしました。準備が整い、開発チームは、関観測所へ向かいます。

陸別町道の駅前-19℃、この日、更に冷込みそうな予感

2.実証実験開始
午前3時過ぎ、関観測所地点へ到着。 車載機温度を正しく計測する為の温度センサーからの温度情報を観測し続けます。
そしてとうとう、午前5時頃、-24℃を観測し、その時点での3つのカメラ映像が全く乱れていないことを確認しました。
更に低温下で問題なく起動することを確認する為に、車載機、通信アンテナ、カメラを全て電源OFFにして5分後、再度電源ONにしてみても全く問題なく起動することが出来ました。 もちろん、3つのカメラ映像は全く乱れていませんでした。

2/6(水)AM05:00
車載機温度-24.0℃を観測

車載機温度-24.0℃でも乱れのない映像を確認

陸別町 道の駅電光掲示板
関観測所の観測情報
2/9AM05:49-25.1℃

陸別町
関観測所地点周辺明け方の風景
翌日の2月7日(木)、降雪の影響か気温は、前日ほど下がりませんでした(最低気温-11℃)。 カメラの防水防塵IP69K規格を確かめる為、雪をかぶせてカメラを濡らす試験を実施し、 3つのカメラ映像が全く乱れていないことを確認し、開発チームは、全ての実証実験を終えました。

3.冷蔵・冷凍環境下でも使えるFORKERS
今回の陸別町での実証実験で、FORKERS車載機、カメラ、通信アンテナは、各機器の温度仕様通り、冷蔵・冷凍環境下(-20℃~+10℃)でも全く問題なくご使用頂けることを証明しました。
今回、通常カメラと共に使用した結露対策用のヒーター付カメラは、FORKERSカメラ・オプション品としての発売準備を進めております。 冷蔵、冷凍環境下と常温環境下、同時に両方の環境下でフォークリフトを活用されるお客様からのご要望にお応えし用意しました。
準備が整い次第、弊社FORKERSホームページでの告知をさせて頂きますのでご期待ください!
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