三井情報、三井物産のデータマネジメントプラットフォームに Microsoft Azure Databricksを導入

- データ基盤のパフォーマンスを大幅に改善 -

 三井情報株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浅野 謙吾、以下 三井情報)は、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下 三井物産)のデータマネジメントプラットフォーム「DMP(Data Management Platform、以下 DMP)」にMicrosoftが提供するAzure Databricksを導入し、基盤のパフォーマンスを大幅に改善することに成功しました。

 三井物産は予てよりDX総合戦略(*1)に基づき、様々な国・地域で幅広い分野の貴重なデータを経営から社員まで各レベルで必要とする頻度・粒度で提供するために、Microsoft Azure上でDMPを構築、運用してきました。しかしながら、基盤利用が拡大する中で負荷が高まり、一部のデータ処理においては10時間を要する問題が生じました。

 こうした問題に対し、三井情報は大規模なデータに対する高速処理に優れたプラットフォームであるAzure Databricksについてパフォーマンス検証や移行手法の検討を実施しました。本検証において、当初10時間を要していたデータ処理が87分で完了するといった大幅なパフォーマンス改善効果を確認し、DMP本番環境への導入を提案しました。そして、約500のデータ処理の一部をAzure Databricksに移行し2024年1月15日に本番稼働を開始しました。今後、段階的にデータ処理の移行を継続し、さらなるデータ活用の拡大に向けてデータ基盤のパフォーマンス向上を進めていきます。

DMPにAzure Databricksを導入した効果

- DMPにAzure Databricksを導入した効果 -

 三井情報は、今回のプロジェクトで培ったナレッジを最大限に活かし、データドリブン経営の実現に向けて高いパフォーマンスを必要とするクラウドデータプラットフォーム構築を目指すお客様を強力に支援します。

(*1) 三井物産のDX戦略: https://www.mitsui.com/jp/ja/company/outline/dx_comprehensive/index.html

以上


【関連ページ】
Azure Databricks について: https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/databricks


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