三井情報株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浅野 謙吾、以下 三井情報)が、株式会社Epsilon Molecular Engineering(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:根本 直人、以下 EME)と共同開発した次世代VHH(*1)ヒト化人工ライブラリー“PharmaLogical® Library”に関する学術論文が、Antibodies電子版に掲載されました。
三井情報は2020年にEMEへ計算創薬基盤(プラットフォーム)および計算創薬支援(コンサルティング)を提供する「MKI-DryLab for Microsoft Azure」を導入し、2021年に“PharmaLogical® Library”を共同開発しました。今回、“PharmaLogical® Library”がラクダ科動物VHHのパラトープ形成の特徴を備えたVHHを再現し、VHHスクリーニングで良好なパフォーマンスを示すことが確認できたことが認められました。
論文は以下のMDPIのウェブサイトよりご覧いただけます。
https://www.mdpi.com/2073-4468/11/1/10
(*1)VHH:ラクダ科動物の持つH鎖のみで構成される抗体で、その可変領域はVariable domain of heavy chain of heavy chain antibodyと呼ばれ、通常の抗体と比較して安定性や修飾性に優れています。
(*2) 「PharmaLogical」はEMEの登録商標です。
以上
【関連リリース】
EMEにMKI-DryLab for Microsoft Azureを提供: https://www.mki.co.jp/news/solution/20200325_1.html
“PharmaLogical® Library”の共同開発: https://www.mki.co.jp/news/solution/20210406_1.html
【三井情報株式会社について】
三井情報株式会社(MKI)はキャッチコピー『ナレッジでつなぐ、未来をつくる』を掲げ、ICTを基軸とした事業戦略パートナーとしてお客様のIT戦略を共に創り、デジタルトランスフォーメーションを支援しています。半世紀にわたり培った技術や知見の結実である“KNOWLEDGE”を活かし、お客様と共に価値を創造する「価値創造企業」として絶え間ない挑戦を続けていきます。
ホームページ: https://www.mki.co.jp/
【株式会社Epsilon Molecular Engineeringについて】
株式会社Epsilon Molecular Engineering (EME)は、2016年から進化分子工学を基盤技術として革新的なモダリティ医薬品開発を行っているバイオベンチャーです。独自のスクリーニング技術や分子設計手法を強みに、医薬品開発だけでなく診断薬や再生医療用試薬の共同研究開発を行っています。「バイオ分子で未来を創る」を企業ミッションとして、幅広く社会および人々の生活に貢献していくことを目指しています。
ホームページ: https://www.epsilon-mol.co.jp/