導入概要
業務効率と運用品質向上を目的としたスマートデバイス活用において、クラウド型Wi-Fi運用サービス「MKI マネージド Wi-Fi」を導入

三井情報のデータセンターでは、オペレーター業務の品質・効率の向上、ペーパーレスによる地球環境負荷低減を目的にスマートデバイス導入プロジェクトを推進しております。同プロジェクト実現に必要なWi-Fi環境構築において、導入工期の短期化と運用負担を軽減するために、「MKI マネージド Wi-Fi」を導入しました。
課題・目的

当社のデータセンターでは、常駐オペレーターが実施する運用作業のために、マニュアルや手順書を紙媒体で管理し、毎日その日に実施する作業項目リストと各作業のチェックリストを印刷して手書きで作業証跡を記録していました。しかし、紙媒体を使用し続けることは業務効率の向上を目指す上で大きな負担であり、各書類の印刷、キャビネットからの探索・運搬、作業証跡の記入、ファイリング・保管という作業要素に要する時間がボトルネックとなっていました。
また、運用品質向上の面では、複数の書類を参照することや手書きによる記入など、品質のバラつきが発生する要素を可能な限り排除していくことが課題となっていました。
これらの課題を解決するために、スマートデバイスを活用した手順書管理システムの導入を決定しました。そして、同システムの運用設計を進める中で、デバイス紛失のリスク低減のため保存データを最小化することと、作業事故防止のため常に最新版の手順書を使用することが必要となり、作業場所からサーバにアクセス可能となる高セキュリティのWi-Fi環境の導入を決定しました。
ソリューション・解決方法

当社データセンターでは「MKI マネージド Wi-Fi」を採用。通常のオンプレミス構成導入時に考慮が必要となる、機器の可用性や信頼性を特に意識せず、スピーディでかつ高セキュリティのWi-Fi環境を活用し、スマートデバイスを活用した手順書管理システムの利用を開始しています。
「通常、Wi-Fi導入後の構成管理、変更管理などの運用や、障害発生時の切り分け・復旧等を考慮して体制を構築する必要がありますが、『MKI マネージド Wi-Fi』は、24時間365日の保守サービスがついた月額のサービスなので、安心して自分たちの業務に集中することができます」(データセンターサービス技術部 志澤室長)
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