財務情報(FIN)と人財情報(HCM)を一元管理できるクラウドベースの分析基盤
Workdayは、インテリジェントなデータ基盤上で財務情報と人財情報を一元管理できるクラウドサービスで、財務情報と人財情報を様々な軸で分析・レポーティングしたり、データに基づいて今後のプランニングを行うことが可能という点が特徴です。
Workdayは主に以下の3領域の製品から構成されており、三井情報ではこれまでの基幹システム構築の実績を活かし、主に財務管理領域の製品(Workdayファイナンシャルマネジメント)や計画・分析基盤(Workday Adaptive Planning)を中心に取り扱います。
・財務管理基盤 (Workdayファイナンシャルマネジメント)
・人財管理基盤 (Workday HCM)
・計画・分析基盤 (Workday Adaptive Planning等)

Workdayファイナンシャルマネジメントとは
財務会計および管理会計業務を中心としたさまざまな基幹業務を効率化・自動化するソリューション

業務プロセスにおけるWorkdayファイナンシャルマネジメントのカバー領域

Workdayファイナンシャルマネジメントの特徴
1.ワークタグ機能によるさまざまな軸での会計データ分析・可視化
「ワークタグ」機能により、さまざまな軸で会計データを柔軟に分析することが可能です。大福帳データベースの各会計データにワークタグを複数付与することができ、一般的な、勘定科目別の集計だけでなく、「取引先別」、「商品分類別」、「プロジェクト別」、「キャンペーン別」などのセグメント別データ集計、損益把握などを簡単に実現することが可能です。なお、ワークタグは手動で入力するほか、情報を元に自動で入力されるよう設定することも可能です。また、入力の必須化、任意化等の設定も可能です。

分析データは、ダッシュボードで視覚的にも分かりやすく見ることが可能です。事業別の収益を見ていた画面から、商品分類別の内訳、営業担当別の内訳などにドリルダウンしていくことが可能です。そのまま、画面上で従業員の情報や顧客情報に遷移していくことも可能なため、気になる情報をスムーズにたどっていき、速やかな分析が可能となります。

2.No-code/Low-codeでの変化への柔軟な対応
ノーコード、ローコードでビジネスプロセスの承認フローなどを作成・変更することができるため、プログラミング知識不要で、業務部門の担当者がフローの設計やレポート・ダッシュボードの調整などのWorkdayの運用に直接携わることが可能です。また、レポートやダッシュボードに表示させる項目や、列の順序などを詳細・柔軟に編集することも可能です。

3.コンプライアンスへの対応
Workdayファイナンス上でのあらゆる操作を監査証跡として記録することができ、いつ・誰が・何を実行したかの参照が可能なため、コンプライアンスの観点でも安心です。システムへのアクセスログはもちろん、承認履歴、データ変更やタスク実行履歴などをユーザー別に確認することも可能です。
4.AIによる異常検出・プロセスの自動化
AIにより、定型タスクの簡素化や業務プロセスの自動化をし、生産性を向上することが可能です。また、過去のデータ入力値を踏まえて異常値や例外を検出して推奨情報を提案する機能により、データの精度向上が可能です。
5.財務情報と人財情報をワンプラットフォームで統合管理
人財情報を一元管理できる「Workday HCM」との組み合わせにより、財務情報と人財情報を統合管理・活用できる点も大きな強みです。財務・人財の両方の業務アプリケーションにおいて共通の従業員・組織マスタを利用していることで、組織改編、事業再編成時にも、組織変更内容が即座に財務情報、レポート、ダッシュボードに反映されます。また、各種財務処理や会計処理が従業員データに紐づいていることにより、財務と人財の両方の視点で、全体像を把握しながらの事業運営が可能です。例えば「利益率の高いプロジェクトのマネージャーは誰か?」「その人の経歴や、具体的なスキルは何か?」「その人と同じスキルを持つ人は誰か?」といった情報をスムーズに確認することができます。
