まえがき
「物流革新に向けた政策パッケージ」(2023年6月)では、トラックドライバーの働き方改革に関する法律(2024年4月施行)に伴う「物流の2024年問題」への対策として、不足する輸送能力を補うための施策として「荷待ち・荷役時間の削減」が挙げられています。
また、「改正物流効率化法」(2025年4月施行)では、 「荷待ち時間・荷役時間の短縮、積載効率向上」などの物流効率化のための措置を、荷主・物流事業者の努力義務として課しています。
こうした背景もあり、荷役作業を効率的に行うことのできるフォークリフトの更なる活用が期待されますが、それに伴い、熟練度の低いフォークリフトオペレータの増加も予想され、フォークリフトの安全対策はさらに重要視されるようになっています。
本記事では、2025年7月4日、日本産業車両協会が開催した「フォークリフト安全の日」で発表されたフォークリフトに起因する災害発生状況やフォークリフトの安全技術の取組みについて紹介した後、主要な安全対策製品の一つであるフォークリフト用のドライブレコーダについて、期待効果や選定ポイントについてご説明します。
フォークリフトに起因する災害発生状況
一般社団法人日本産業車両協会によると、フォークリフトに起因する死傷事故は毎年2,000件前後、死亡事故は毎年20~30人程度で推移しています。直近3年(2022年~2024年)では死傷事故、死亡事故とも減少傾向、特に2024年の死亡事故は16名と、2010年以降では最も少ない人数となりました。
フォークリフトの安全対策
「フォークリフト安全の日」では、フォークリフトの安全技術の取組みが紹介されました。
フォークリフトメーカによる安全技術では、主に「危険・異常動作の検知→車両の動作を制御」というタイプの安全技術が多い印象を受けました。
一方、オペレータの安全意識向上、管理者によるオペレーション改善ポイントの明確化により、危険な事象そのものを減らし、ヒヤリハットや事故を予防するための仕組みであるドライブレコーダの重要性も再認識することができました。
出典:一般社団法人日本産業車両協会「フォークリフトの安全技術の取組みについて」を筆者要約
フォークリフト用ドライブレコーダで期待される効果
【事故の発生を予防】
フォークリフトにドライブレコーダを設置し、作業状況を録画していること自体が、オペレータの安全意識の向上につながり、危険な運転や事故を抑止する効果が期待できます。
また、単に作業状況を記録するだけでなく、映像やセンサなどで事故が発生しやすい状況(いわゆるヒヤリハット)を検知・通知する機能を持ったタイプであれば、重大な事故が発生する前にオペレータに危険運転を気付かせ、事故を未然に防ぐ効果も期待できます。
【発生した事故の状況確認・原因調査】
設備や荷物の破損、人身事故などが発生した場合、運転者の特定、発生時の状況確認、事故の発生原因調査等を行う上では、現場からの報告よりも、客観的な判断ができる映像データが非常に重要です。常時録画タイプのドライブレコーダは、事故発生時に最も効果を発揮します。
また、危険運転の発生を自動記録する機能、オペレータが自ら事故発生を記録できる機能があれば、映像確認作業も効率的に行うことができます。
【再発防止のための対策検討・教育指導】
事故映像や事故につながりかねない危険運転映像を分析することにより、再発防止のための対策(作業環境の改善・作業ルールの見直しなど)を検討することができます。
また、オペレータ別の稼働時間、危険運転の発生数などを記録できるタイプであれば、客観的なデータに基づき、オペレータの作業特性(危険運転の発生頻度、危険運転の傾向等)に合わせた指導・教育を行うことが可能になります。
フォークリフト用ドライブレコーダの選定ポイント
フォークリフト用のドライブレコーダは、機能も価格も様々です。お客様が求める機能を有しているかが重要な選定ポイントになります。
また、当社が提供するFORKERSが、記載した選定ポイントに対してどのように対応しているかも合わせて参考にしていただければ幸いです。
FORKERSでドライブレコーダの一歩先へ
フォークリフト用ドライブレコーダは、フォークリフトの事故を防ぐ目的で検討されることが多いですが、最近では、当社のFORKERSのように、これまでのドライブレコーダの一歩先を行く、フォークリフト用のIoTソリューションが注目されています。
FORKERSのソリューションは、IoT・テレマティクス技術でフォークリフトの安全・品質管理を遠隔で行えるサービスです。
管理者は、危険運転などの映像データに加え、オペレータへの注意喚起や安全指導に活用可能な各種レポートをWeb上で確認することができます。
また、車載器(ドライブレコーダ)で発生した情報をアップロードできるだけでなく、危険運転の検知パラメータ、オペレータ情報などの車載器への反映や、車載器のソフトウェア更新なども遠隔で行うことができます。
IoT・テレマティクス技術を活用したフォークリフトの新しい安全ソリューションである「FORKERS」にご興味をお持ちの方は、以下からぜひお問合せ下さい。
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