三井情報、LipidSearch 5.1の提供を開始

- 統計解析の可視化ツール、TMT定量解析に対応などで脂質の研究を更に加速 -

 三井情報株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浅野 謙吾、以下 三井情報)は、リピドミクス解析に用いる脂質同定ソフトウェア「LipidSearch(リピッドサーチ)(*)」の最新バージョン「LipidSearch 5.1」を2022年7月1日より提供します。三井情報では今回の新機能追加を通じて、脂質の網羅的な解析・解明を加速させ、医療・創薬分野の研究だけでなく、食品や化粧品の機能性評価・商品開発を支援していきます。

LipidSearch

主なアップデート

① Volcano Plotの追加
大規模な変動解析を可能にする統計解析の機能を搭載し、解析対象を2群間で比較して差異を視覚的に捉えられるようにしました。これにより、変動を迅速に特定できます。

② プロダクトイオン強度を用いた定量機能の追加
脂質クラスごとに指定したプロダクトイオン強度を用いた定量機能の追加によりTMT試薬を用いた多検体一括定量解析が可能になり、作業の効率化が期待できます。

③ MSを用いた同定
MS測定結果から脂質候補を検索し同定する機能を追加し、MS/MS測定が難しい脂質の同定やMS/MSを測定していない脂質の簡易的な解析を可能にしました。

④ データベース強化
同定時に利用する脂質情報に酸化脂質などを追加し、同定ができる脂質の種類が増えました。

(*) LipidSearchは2010年に東京大学大学院医学系研究科 田口 良特任教授(当時)と三井情報が開発して世界30か国で利用されているソフトウェアで、これまで手動で行っていた脂質のデータ分析プロセスを自動化し、構造が不特定かつ多岐にわたる脂質の研究や未知な脂質の発見に寄与してきました。

以上

【関連ページ】
製品ページ: https://www.mki.co.jp/solution/lipidsearch.html

【三井情報株式会社について】
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