三井情報株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浅野 謙吾、以下 三井情報)は、核酸およびmRNA解析に用いる核酸解析プラットフォーム「AQXeNA(アクジーナ)」の最新バージョン「AQXeNA1.4」の提供を開始しました。三井情報では今回の新機能追加を通じて、昨今注目されているmRNA医薬の開発に向けた核酸の分析品質を向上させ、医療・創薬分野の研究・開発を支援していきます。
新型コロナウイルス感染症を予防するワクチンをきっかけに、mRNA医薬に取り組む企業が増えています。mRNAワクチンの開発で用いられる質量分析法のデータは膨大かつ複雑で、その分析や各種評価には研究者の多大な手間と労力を必要とします。また、解析対象の構成単位が多く連なる長い配列では、酵素処理により得られた短い配列のマッピングが重要な解析手段であり、解析の工程はより煩雑化します。かかる課題を解決するため、AQXeNA1.4では解析品質の向上を目的にいくつかの機能を拡充しました。
主なアップデート
① ユニーク配列マッピング
マッピングの重複を避けたカバレッジの計算と可視化機能を追加しました。これにより、ユーザはユニーク配列を考慮した解析が可能です。
② 複数の解析結果をマッピングで統合
異なる酵素処理をした複数の解析結果をマージしてマッピングできるようにしました。これにより1種類の酵素処理の結果では不十分なカバレッジしか得られない配列に対して、カバレッジの向上をはかることが可能になりました。
③ ダッシュボード表示の改善
マッピング表示画面にルーラーを追加し、配列全長の位置を捉えやすくしました。また、信頼性スコアに応じたマッピング線の色指定が可能で、同定の信頼性を視覚的に確認することができるようになりました。
以上
【関連ページ】
製品ページ:https://www.mki.co.jp/solution/aqxena.html
【三井情報株式会社について】
三井情報株式会社(MKI)はキャッチコピー『ナレッジでつなぐ、未来をつくる』を掲げ、ICTを基軸とした事業を展開し、お客様と共に社会課題の解決や新たな価値の創出に取り組んでいます。半世紀にわたり培った技術や知見の結実である“KNOWLEDGE”を活かし、お客様と共に価値を創造する「価値創造企業」として絶え間ない挑戦を続けていきます。
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