CASTER Xの特徴
財務データの利活用を促進
CASTER Xでは従来より入力蓄積されたCASTERデータを利活用することを可能としています。各種シナリオによる将来財務シミュレーション機能や融資先向け財務診断帳票等を追加しています。帳票類はExcelやPowerPointによる、出力も可能で、顧客レベルでの有効活用が実現できます。
これまでCASTERデータの確認や帳票の出力は「CASTER」が設置された事務集中センターで行う必要がありましたが、今後は金融機関の各営業店に置かれた端末やタブレットから閲覧や帳票の出力が可能となります。各営業店担当者は融資先等を訪問する際、即座に最新の財務情報を確認し、タイムリーなコミュニケーションに活用が期待されます。
CASTERⅣから受け継いだ財務分析のアウトプットを自由に編集可能
CASTERⅣにて確立した企業財務分析結果を、従来のPDF以外にエクセル、パワーポイントでアウトプットすることで、十二分に活用できます。
CASTER分析から顧客向け資料の作成、営業企画、経営企画部で作成する営業戦略へ利用ができます。
また稟議書のフォームとして設定することで、決算書を読込むだけで稟議書の一部を作成でき、業務負荷の削減効果も期待できます。

多様なシミュレーション
決算書から将来シミュレーション予測を行い、顧客と共有することで、顧客に適切なアドバイスを行うことができます。

勘定科目内訳明細データを自由に編集可能
決算書入力システムから連携された勘定科目内訳明細データをCSVデータやExcel帳票にて出力することができます。これにより、企業分析への活用も可能となります。
- CSVデータ出力
- 22明細毎に1つずつCSVファイルを出力します。
- 出力対象は決算期毎に指定が可能です。(各社最新の決算期のみとするか、そこから何期前まで出力するか
- Excel帳票出力
- 標準帳票として勘定科目内訳明細書、金融機関取引状況表の出力が可能です。
- 帳票は支店、会社、決算期毎の出力です。
- データシートには取込んだ勘定科目内訳明細のデータが出力されているため、新たにシートを作成し当該データを自由に編集することが可能です。
- 名寄せ機能
- 上記CSVデータと、Excel帳票に出力される取引先名と金融機関名を名寄せすることができます。
- 名寄せは内容は自由に設定が可能です。
CASTER on Azureの利点
厳密なセキュリティ要件を満たしてる事が証明されているMicrosoft Azure環境下で、CASTER Xのモバイル機器への利用を促進することができます。
顧客案内時にタブレット端末でシミュレーションを提示することや、その場でヒアリングした情報を共有し分析データをフィードバックするなど、CASTER Xの顧客支援機能を十二分に発揮することが可能です。また、Microsoft Azureを利用する事で、構築期間の短縮も可能となります。