三井情報、オミクスデータ統合解析定量ソフトウェア「MetaboAlign1.1」を提供開始

ターゲット分析、ノンターゲット分析での一斉定量解析が可能となり幅広い研究を支援

三井情報株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浅野 謙吾、以下 三井情報)は、質量分析計で得たオミクスデータを解析するMetaboAlign(メタボアライン)の最新バージョン「MetaboAlign1.1」の提供を本日2024年8月21日より開始します。この度、新たにノンターゲットアライメント機能を追加したことにより、これまでの目的分子に対する比較定量解析に加えて、探索的研究にも活用可能となります。また、三井情報では今回の新機能追加を通じて、質量分析計で測定可能な分子の定量分析を支援していきます。

■主なアップデート

  1. ノンターゲットアライメント機能の搭載
    高分解能質量分析データから網羅的に成分ピークを抽出し、多検体の一斉定量解析ができます。この機能により、ターゲットを定めずに多検体から特異的な変動がある分子の探索を支援します。
  2. GC-MS測定データへの対応
    これまでのLC-MS(*2)に加え、GC-MS(*3)で測定したデータにも対応しました。GC-MS対応になったことで、LC-MSでは対応していなかった揮発性物質の分析が可能となり、幅広い化合物を同一ソフトウェア上で解析、管理が可能となりました。

以上

(*1) MetaboAlignは、100検体以上に及ぶ大規模な比較定量解析を高速かつ正確に一斉実行するオミクスデータ統合解析定量ソフトウェアです。様々な測定手法と各社分析装置メーカーのデータフォーマットに対応、そして大規模変動解析を実現するアライメント機能搭載により、多様なオミクスデータを統合して解析できる環境を実現します。

(*2) LC-MSとは、液体クロマトグラフ質量分析計を指し、液体クロマトグラフと質量分析計を結合した分析装置です。

(*3) GC-MSとは、ガスクロマトグラフ質量分析計を指し、ガスクロマトグラフと質量分析計を結合した分析装置です。

【関連ページ】
製品ページ:/solution/MetaboAlign.html

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