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連結財務分析システム:連結≡CASTER

特長 ~企業の実態を把握するための分析ができる~

財務分析

企業の財務データに対し一連の財務分析を施すことによって、企業の信用状態をできるだけ正確に把握し、併せて企業の危険度の予測と粉飾の有無の可能性をチェックし、企業の業績評価を行います。

1)経常収支比率中心の分析システム
連結≡CASTERは、「連結」用のCASTERですが、CASTERであることに変りはなく、「単体」用のCASTERと同じく、経常収支比率を分析の中心に据えた「企業財務分析診断システム」です。 主要な分析は、次の3つ(1)粉飾チェック・(2)経常収支比率分析・(3)判別関数分析。
経常収支比率はいうまでもなく、分析対象企業の収支を現金基準で見る指標であり、企業の安全性を見る上では最も有効な指標と云われているものです。

企業ランキング

与信の為のリスク評価(安全性等の評価)に留まらず、収益性、成長性等についても評価することにより、総合的な企業評価を行います。

2)企業総合財務分析システム
連結決算書公開全企業の分析により策定したランキング・テーブルに基づき、分析対象の「連結」企業のランクを決定します。
MKIは、CASTERで培って来た財務分析ノウハウの活用やEDINET等による連結財務データの取扱いの簡易化により、連結決算書公開全企業の分析を行い、ここにランキング・テーブルを策定し、「連結」先の総合的な企業財務分析評価ツールを開発致しました。

出力帳票及び連携データ

  1. CASTER総合表(連結)・・・ (1)粉飾チェック、(2)経常収支比率分析(3)判別関数分析を通じて、企業の信用状態、安全性が判ります。
  2. 連結比較貸借対照表[株主資本等変動計算書を含む]・・・3期分のBS(株主資本等変動計算書を含む)が表示。 財務状態の推移が判ります。
  3. 連結損益計算書[経営指標を含む]・・・3期分のPLと財務指標値が表示。 3年間における収益と費用の状態推移と企業の収益性・安全性・成長性・効率性の推移判ります。
  4. 資金分析表[資金運用表、資金移動表]・・・安全性分析の基となる現金増減の推移が判ります。
  5. 連結キャッシュフロー計算書・・・6期分のキャッシュフロー推移が表示。 資金(現金及び現金同等物)の増減、収入と支出(キャッシュ・フローの状況)を営業活動・投資活動・財務活動ごとに区分して表示し、企業の売り上げの体質をコメントします。
  6. 連結グループ企業評価ランキング表・・・リスク評価(安全性等の評価)に留まらず、収益性、成長性等についても評価することにより、総合的な企業評価が判ります。

連結≡CASTERの活用効果

  • 自己査定システムへの財務データの展開
  • 個別審査業務へのCASTER独自の分析結果の反映
  • CASTER独自の分析結果や財務データ、財務指標の格付システムへの展開
  • CASTER独自の分析結果や財務データ、財務指標の稟議システムへの展開
  • 信用リスクの計量化システムへの財務データの 展開
  • CASTER独自の分析結果や財務データ、財務指標の融資支援システムへの展開

複数の企業でグループを形成している場合、個別企業の財務分析だけでは不十分。グループ企業の経営データを迅速かつ正確に把握するためには連結財務データを使った財務分析が必須であります。

連結企業・グループ企業での企業の実態を把握

財務諸表分析は、大別して収益性分析・安全性分析・効率性分析・成長性分析に分類される。これらのうち、どの分析を用いるかは、利用者の目的により異なります。金融機関では安全・確実に融資が返済されるかという視点を重視することから安全性分析を重視するのに対し、投資家は投資リスクに対するリターン関係から収益性分析や成長性分析を重視します。よって、財務分析を行う際には、財務分析結果の利用者の視点を明確にし、その上で最適な分析を行うことが重要です。そして連結財務諸表分析は、単体企業ベースで財務分析を行うのではなく、企業集団ベースで分析する手法であります。
それら企業の実態を把握するための分析を網羅しているのが連結≡CASTERであります

CASTERと併せての活用

企業財務分析は、単体決算書を基にするCASTERの個別財務分析と併せて、親会社が当該企業集団の財政状態及び経営成績を総合的に報告するために作成されるものである連結貸借対照、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書を基した連結CASTERの連結財務分析を使って財務分析することが重要です。

財務分析システム:CASTER