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連結財務分析システム:連結≡CASTER

連結≡CASTERとは

連結≡CASTERとは

「連結≡CASTER」は、経常収支比率を分析の中心に据えた「企業財務分析診断システム」です。
企業の財務データに対し一連の財務分析を施すことによって、企業の信用状態をできるだけ正確に把握し、併せて企業の危険度の予測と粉飾の有無の可能性をチェックし、企業の業績評価を行います。

どうして「≡」なのか?

いずれ中小企業にも「連結」が義務化されることを想定。連結決算書の提出が義務づけられているのは、現時点では、上場企業等、有価証券報告書の提出義務会社です。しかし、MKIでは、いずれ非上場企業にも(即ち、中小企業等にも)「連結」の義務が課せられる時が来ることも想定し、「連結」用のCASTERを開発致しました。つまり、中小企業にまで「連結」が義務化されるかもしれない将来に於いて、CASTER分析にとって「単体」と「連結」との区別はなくなる可能性があること、つまり「連結」用のCASTERは「単体」用のCASTERと「合同な」関係となる可能性があることから、「連結」用のCASTERを「連結≡CASTER」(連結・合同・CASTER:「≡」は数学用語で「合同」です)と称することとしました。

連結財務分析が重要である背景

  1. シンジケートローン(※1)の増加、経営の多角化やグローバル化の進展に伴い取引先企業の業績をグループ全体として適切に評価し、信用状態を正確に把握したいという金融機関ニーズが高まっています。
  2. 企業単体での成長という発想から、グループでの成長を目指す方向になっているため連結会計による企業経営判断が重視されています。
  3. リスク管理という観点からは、グループ企業内での取引等を相殺した本来の企業信用状態を見極めることを重視されています。
  4. 連結決算分析強化、単体・連結双方の管理両立を監督庁より指導されています。

金融機関において、連結決算書を使った企業財務分析の必要性がますます増しています。
※1:シンジケートローンは、「協調融資」とも呼ばれ、大型の資金調達ニーズに対して、複数の金融機関が協調してシンジケート団を組成し、一つの融資契約書に基づき同一条件で融資を行うことをいう。具体的には、取りまとめ役(アレンジャー)の金融機関(主幹事)が、資金の調達側(企業等)と調整して利率や期間などを設定し、複数の金融機関と分担して融資する方式となっている。

連結≡CASTERで判ること

  1. 企業の安全性を分析
    グループ企業内で連結された財務データに対し一連の財務分析を施すことによって、グループ企業の信用状態をできるだけ正確に把握し、併せてグループ企業の危険度の予測と粉飾の有無の可能性をチェックし、グループ企業の業績評価を行うことができます。
  2. 企業総合財務分析システム
    与信の為のリスク評価(安全性等の評価)に留まらず、収益性、成長性等についても評価することにより、総合的な企業評価を行うことができます。

企業総合財務分析におけるランキング表:MKIは、CASTERで培って来た財務分析ノウハウの活用やEDINET等による連結財務データの取扱いの簡易化により、連結決算書公開全企業の分析を行い、ここにランキング・テーブルを策定し、「連結』先の総合的な企業財務分析評価ツールを開発致しました。

サービス型の連結財務分析も提供

連結≡CASTERは、お客様ご自身でシステムとして導入し、運用頂く他に「企業財務分析サービス CASTERクラウド(上場・連結)」に加入(契約)することで、利用することも可能です。
CASTERクラウド(上場・連結)とは、お客様が情報提供を希望する企業に関して、公表された最新の期末の連結決算書に基づく連結≡CASTERの情報(帳表と連携データ)を提供申し上げるものです。CASTERクラウド(上場・連結)にて情報を提供する企業は、サービス提供に必要な期数(3期)の連結決算書を証券取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム「EDINET」で公表した企業です。