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勘定科目明細AI-OCR機能

概要

  • 法人企業の勘定科目内訳明細書をAI-OCRで読取り、データ化することが可能です。
  • 勘定科目内訳明細書の様式は国税庁指定の様式の16帳票22明細となります。
  • サイズが異なっていても自動的に帳票(明細)の選別を行い読取りが可能です。また、異なった様式であっても、対象帳票との紐付けを行うことで簡易にデータ化できる入力機能を備えています。
  • 決算書と勘定科目明細の合計値との比較機能にて、入力した値の整合性を確認することができます。
  • データ化した情報をCASTERXへ連携することで、取引先名や金融機関名の名寄せを行うことができ、分析を容易にしています。

特徴・機能


勘定科目明細AI-OCR機能(勘定科目明細AI-OCR入力システム)は、アライズイノベーション株式会社製の「AIRead」をエンジンとしたOCRシステムで、勘定科目内訳明細書(16帳票22明細)を自動で判別しデータ化する機能です。
イメージデータからの登録だけでなく、データの直接入力・修正をすることも可能です。
また、勘定科目明細AI-OCR機能で読み取ったデータはCASTER Xへ連携され、帳票や仕分けした帳票の出力や後続システムへの送付が可能です。

  1. 読取り対象は、国税庁が指定した様式である勘定科目内訳明細書16帳票22明細です。(手書きを除く)平成31年4月1日以後終了事業年度分の様式と平成30年4月1日以後終了事業年度分の様式に対応しています。
    各明細内の記載項目の高さや幅が様式のサイズと異なっていても読込むことが可能です。


  2. 読取り対象外の帳票でも、操作担当者が本機能にて提供する国税庁様式の帳票との紐付けを行うことで簡易に入力ができます
  3. 修正機能にて読み込んだデータの修正、削除を行うことができます。また帳票別に入力必須の有無を設定でき、不要な入力を避けることができます。帳票内の各項目に対しても入力必須の有無を設定でき、操作担当者の負担を軽減します。
  4. 勘定科目明細と相対する決算書を本システムにて取込済みの場合は、決算書と勘定科目明細の合計値との比較を行うことができ、データ化した勘定科目明細の値の整合性を確認することができます。
  5. 帳票からの読取だけでなく、手入力での入力対応も可能です。
  6. データ化した情報をCASTERXに連携することができます。CASTERXでは、取引先名や金融機関名をそれぞれ名寄せして出力することが可能です。

メリット

勘定科目内訳明細書の多様な帳票パターンを一度に取込み、帳票判別しデータ化することが可能なため、入力コストが大幅に削減できます。その他、下記の効果が期待できます。

  1. コストダウン・省力化
    • 洗練された操作感により、操作担当者の人数を最小限に抑えることが出来ます。
    • ペーパーレス化により決算書の印刷、送付にかかるコストを減らすことが可能です。
  2. 効率化・迅速化
    • クライアント・サーバー型アプリケーションのため、決算書の読込処理・文字認識処理と文字変換後のデータ補正作業を平行して運用できます。
    • 長年の保守業務で蓄積された決算書入力ノウハウが反映されており、入力にかかる時間を短縮できます。
    • 画像の解析は予約可能なため、複数枚の帳票の解析を予約することで、効率的に読込処理を行うことが可能です。
  3. 正確性の向上
    • AIによる帳票の自動解析によって、操作担当者の画像確認がなくなり、正確に仕分けできます。
  4. 企業分析
    • 勘定科目内訳明細書を正確にデータ化することで企業分析への活用も可能です。また企業の情報を横断的に分析することができるため、例えば倒産企業が発生した場合にその影響を受ける企業を把握することも可能となります。