ローカル5Gの特長

ローカル5Gのネットワーク構成

ローカル5G端末
ローカル5Gネットワークに接続するためのデバイスで、スマートフォン、
タブレット、IoTデバイスなどが含まれます。これらの端末は、特定のエリア内で
高速かつ低遅延の通信を可能にします。
ローカル5G基地局
ローカル5Gネットワークの中心となる設備で、無線信号を送受信し、端末と
ネットワーク間の通信が可能になります。基地局は、特定のエリア内でのカバレッジを提供し、安定した通信を実現します。
ローカル5Gコアネットワーク
ローカル5Gネットワーク全体の管理と制御を行う中枢部分です。ユーザー認証、
接続管理、データルーティングなどの機能が含まれ、ネットワークの効率的な運用とサービス提供を支援します。
ローカル5G・プライベート5G・キャリア5Gの違い
ローカル5G一般企業や自治体が主体となり、特定のエリアで独自に構築・運用する5Gネットワークです。高いカスタマイズ性と専有性を持ち、通信障害やネットワーク混雑の影響を受けにくいのが特徴。 |
プライベート5G携帯通信キャリアが特定の企業や団体向けに提供する専用の5Gネットワークです。ローカル5Gに比べてカスタマイズ性や専有性が異なる場合がありますが、特定のニーズに応じた柔軟なネットワーク構築が可能です。 |
キャリア5G携帯通信キャリアが提供する公衆の5G通信サービスです。広範囲にわたるエリアカバーと多くのユーザーが同時に利用できる利便性が特徴ですが、通信速度は利用者数や時間帯によって変動することがあります。 |
ローカル5GとWi-Fiの違い
項目 | ローカル5G | Wi-Fi |
無線局免許の要否 | 必要 | 不要 |
周波数割り当て | Sub6帯、ミリ波帯 | 2.4Hz帯、5GHz帯、6GHz帯 |
通信速度 | 理論値:下り20Gbps、上り10Gbps | 理論値:最大9.6Gbps(Wi-Fi 6) |
エリアカバーの広さ | 広い(出力次第では1Km超) | 狭い(20~30m程度) |
多数接続時のパフォーマンス | 多数接続時に劣化しにくい | 台数によっては遅延量が増える |
端末移動時の切り替え動作 | 基地局主導でスムーズ | 端末主導で製品仕様による |
セキュリティ | 高い(SIMを使ったアクセス管理) | 低い(共通の周波数帯域を使用) |
ローカル5GとWi-Fiの使い分け

↓こちらのコラムで詳細を説明しています